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磁極反転の日 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/03/29 |
JAN | 9784101207612 |
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磁極反転の日
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
地球の磁極が反転するなんて、そんな馬鹿な!と思ったけど、数十万年に一回くらいは今までも何回もあったらしい。人類が誕生してからもあったらしい。地球から磁極のバリアが消えたら、太陽フレアとか起きたら、太陽からの放射線をモロに受けて被曝するらしい。初期の人類は生き残ったんだから、絶滅は...
地球の磁極が反転するなんて、そんな馬鹿な!と思ったけど、数十万年に一回くらいは今までも何回もあったらしい。人類が誕生してからもあったらしい。地球から磁極のバリアが消えたら、太陽フレアとか起きたら、太陽からの放射線をモロに受けて被曝するらしい。初期の人類は生き残ったんだから、絶滅はしないようだが、電子機器なしには生活できない現代文明は様々な影響受けることは確実。ヤノマミ族とかは生き残れるかも。
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先が気になってどんどん読んでしまうくらいは引きがある。 が、作者があとがきでも触れているけれど、磁極反転はありふれたことというように、先に進むにつれてSFとはいえスケールが小さいまま進んでいく。 ページ数は少なくはないけど、最後はあわただしく畳み込まれていって、それも物足りない原...
先が気になってどんどん読んでしまうくらいは引きがある。 が、作者があとがきでも触れているけれど、磁極反転はありふれたことというように、先に進むにつれてSFとはいえスケールが小さいまま進んでいく。 ページ数は少なくはないけど、最後はあわただしく畳み込まれていって、それも物足りない原因か。 主人公は良いとして、脇役の役人の2人、重要な役割なんだけど、え…そんなものと感じた。乾さんなんか凄そうな雰囲気だけ出してその実なんにもしてないような…。 結構前に出ててような気がしてたけれど、東日本大震災後だけどコロナ前の話…同時代を生きた人による物語。書店や図書館には存命の作者の小説しか置いてないことを鑑みるに、この先いつまでこの本が棚に並んでいるのかなと思った。
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地球の磁極反転に端を発するSFパニック小説 SF小説というよりは、実際に起こり得るif小説という方が適切だと思う 磁極反転に関しては、小説の中だけの荒唐無稽なものではないし、その影響もちゃんと科学的見地に基づいている 地磁気の減少が観測され、78万年ぶりに磁極反転する予測が出...
地球の磁極反転に端を発するSFパニック小説 SF小説というよりは、実際に起こり得るif小説という方が適切だと思う 磁極反転に関しては、小説の中だけの荒唐無稽なものではないし、その影響もちゃんと科学的見地に基づいている 地磁気の減少が観測され、78万年ぶりに磁極反転する予測が出される 地磁気の磁極が反転する現象は地球の過去において何度も起こっているありふれたものだが、電子機器を前提にした現代においては甚大な被害をもたらす 東京で赤いオーロラが観測されたり、通信障害、電子機器の故障、人工衛星の落下など様々な影響が発生する 週刊誌お抱えのフリージャーナリストの浅田柊は地磁気の減少による影響を煽る記事の専門として取材をしている最中、影響を心配していた妊婦がいきなり失踪したりという事件を耳にする 妊婦の行方を探すと共に、謎の団体が山に集まっていたり、政府関係からの圧力などが感じられる事態になり…… 地球の磁極反転の影響、そして失踪した妊婦の行方の真相とは? 東日本大震災の後に書かれたものなので、当時の混乱や迷走っぷりをベースに人々の反応や行動が描かれていると思う 放射線に対する不安とそれに過剰に反応する人、科学的にあまり意味のないものを商売にする人等など また、作中で描かれる社会の混乱はコロナ禍も彷彿させる 陰謀論やデマ、政府や公的機関の出す情報の信憑性への疑問など、どんな状況でも現代の人々の反応は似たようなものになるだろうなぁとも思ってしまう 科学的な態度、冷静な対応というのはどんなものかも考えさせられるなぁ トンデモな説を信じるのもダメだけど、公的機関の発表をただ鵜呑みにすることが正解とも言えないような気もする 地球が地磁気を持つ仕組みや地軸と磁極の関係をなんとなくは知っていたけど、読んでより理解が深まる ただ、地磁気の反転が起こるメカニズムに関しては未だに未知の領域らしい そして、磁極反転が地球史という視点で見たら珍しくない現象であり、現在の磁極期が平均を超える期間続いているため、いつ磁極反転が起こってもおかしくない また、磁極反転の急激な進行も過去にはあるというのが、この小説を読んでいてゾクッとしたところ 科学ホラーという新たなジャンルの怖さかもしれない 宇宙線の影響で大気が電離し、氷結核が発生することで過冷却状態の水蒸気が凝結 その結果、雲の増加、日照量の減少、そして寒冷化というシナリオなども可能性としては理解できる 作中で描かれている役人の理屈も私の抱いているイメージと合致する 省庁同士の縄張り争いや予算への影響の懸念とかね でも、実際どうなんですかね? ここまで甚大な影響力のある事態に対しては、省庁を横断した対策本部や連絡組織みたいなのが作られたりしないんですかね? 個人的に響いたフレーズは2つ --------------------- 「科学者にとって科学はプロセスで、どの段階であろうと 修正もあれば棄却もあり得る。でも一般人にとって科学は結論」 --------------------- これなんだよなー ニュートン力学が量子力学によって修正されたように あくまで「現時点での確からしい事」なんだよな どれだけ基礎的な既存の既知の事柄でもパラダイムシフトは起こり得るわけで その情報の永続的な信憑性に関しては誰も保証できない --------------------- 「いい信念は合理的だから、手強い。ダメな信念は非合理的だから、やっぱり手強い」 --------------------- わかる 新型コロナウイルスにしても、陰謀論を信じる人達や科学者の中でも独自の信念で動いている人達は手強いだろうなぁと思う
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