BUTTER

柚木麻子(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2017/04/21
• JAN: 9784103355328

商品レビュー

2025/01/20

著者、柚木麻子さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。

---引用開始

柚木 麻子（ゆずき あさこ、本名は非公開、1981年8月2日 - ）は、日本の小説家。

---引用終了

で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。

---引用開始

結婚詐欺の末、男性３人を殺害したとされる容疑者・梶井真奈子。世間を騒がせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿と、女性としての自信に満ち溢れた言動だった。週刊誌で働く３０代の女性記者・里佳は、親友の伶子からのアドバイスでカジマナとの面会を取り付ける。だが、取材を重ねるうち、欲望と快楽に忠実な彼女の言動に、翻弄されるようになっていくー。読み進むほどに濃厚な、圧倒的長編小説。

---引用終了

気になった箇所は、ｐ28で、梶井真奈子が語っている箇所。
抜粋すると、「バターはエシレというブランドの有塩タイプを使いなさい。丸の内に専門店があるから、そこで手に取って、よく見て買うといいわ。バター不足の今、海外の高級バターを試すいい機会よ。美味しいバターを食べると、私、なにかこう、落ちる感じがするの」

これもすごいなあ。
初めて聞く。
バターの高級品。

ネットで検索すると、本当にエシレのバターがあり、丸の内に専門店があるんですねえ。

2025/01/18

あまり自分の好みのジャンルではないがイギリスで翻訳されている本という記事から興味が湧いて読んでみる。ストーリーや登場人物に強いインパクトはない。
若い世代小説ってこんな感じなのかな。なかなかストーリーが見えてこなくて止めようかと思いながら読んだ。

2024/12/07

中盤まで話が大きく展開しなかったのは
終盤の追い上げへの助走だったのか、
なかなか読み進めることができず苦労した。

主人公が、梶井に指示されるままに、ありとあらゆるものを食べて激太りしていく描写を読んでいると、作中に出てくるバターをふんだんに使った料理や菓子類を、とてもじゃないが食べたいという気分になれなかった…。
私は元々バターを料理にあまり取り入れないからかもしれないが…。

「女性はかくあるべき」みたいな論調がなかなか強烈だったし、考えるさせられることもたくさんあった。

女性として、男性を愛するってどういうことなのか、そして、家庭的ってなんだろう。。。