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自由の秩序 リベラリズムの法哲学講義 岩波現代文庫 学術358
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自由の秩序 リベラリズムの法哲学講義 岩波現代文庫 学術358

井上達夫(著者)

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自由の秩序 リベラリズムの法哲学講義 岩波現代文庫 学術358

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2017/03/01
JAN 9784006003586

自由の秩序

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2024/05/30

格差を減らす、社会保障を充実させる、福祉の部分では「リベラル」は支持を失っていない。しかしエリート主義的で偽善的な部分は支持を失っている。▼米はベトナムに謝罪をしない。南ベトナム政府に貸した金を返せと要求する始末。米下院がイアンプ問題で日本への非難決議をしたのは厚顔無恥。▼「リベ...

格差を減らす、社会保障を充実させる、福祉の部分では「リベラル」は支持を失っていない。しかしエリート主義的で偽善的な部分は支持を失っている。▼米はベトナムに謝罪をしない。南ベトナム政府に貸した金を返せと要求する始末。米下院がイアンプ問題で日本への非難決議をしたのは厚顔無恥。▼「リベラル」による過度な自己批判(自虐史観)が、かえって過度な自己肯定を招いてしまう。▼憲法9条は削除すべき。安全保障は民主的なプロセスで討議されるべき。ある特定の安全保障観を憲法に固定化すべきでない。▼生前のリー・クワンユーが聞いたら喜びそうなことを、欧米のリベラルな哲学者たちが言い始めている。リベラリズムが受入れられるのは欧米の立憲民主国だけでいい。非欧米世界は節度ある階層社会だったらいい。欧米の「人権」を押し付けるべきでない、と。『リベラルのことは嫌いでも...』 愛国心に右も左も関係ない。自発的に国への愛を表現する。沖縄も本土復帰前はみんな日本への復帰を強く望んでいた。p.51 ▼米国は日本以上に有権者が無知。ほとんどアメリカ人は地元の新聞しか読んでおらず、国際情勢をろくに知らない。関心があるのは自分の経済利益だけ。しかし政治への参加意識は強く、選挙では大きな影響力をもつ。p.148 ▼憲法9条を削除して戦力を認めることにより、それを統制するためのルール(シビリアンコントロールや国会の事前承認)を憲法で定めることができる。p.169 ▼インドは国内でヒンドゥーとイスラムが対立しており、それを英に利用され、専制支配を許してしまった。ナショナリズムによって人民が結束して「we」にならないと、専制権力とは戦えない。p.186 ▼60年安保闘争は反米ナショナリズムだった。p.190 『ザ・議論!』 アジア女性基金など自国の戦争責任にここまで踏み込んで謝罪した例はない。国として誠意を見せた数少ない例が日本。『サピオ』(2016年1月号)

Posted by ブクログ

2019/10/20

正直言って、今の僕には難しかった。 聴講生の質問のレベルを考えても、ある程度は分かってる人でないと、敷居が高いのかも。 とは言え、「何も制約がない状態は本当に自由なのか?」という命題は面白い。「無政府状態では個人の自由は担保されない」というのは確かにその通り。 国家のような権...

正直言って、今の僕には難しかった。 聴講生の質問のレベルを考えても、ある程度は分かってる人でないと、敷居が高いのかも。 とは言え、「何も制約がない状態は本当に自由なのか?」という命題は面白い。「無政府状態では個人の自由は担保されない」というのは確かにその通り。 国家のような権力のコントロールが適切に行われている状況下で、自由な状態が可能になる。なるほどなあ。

Posted by ブクログ

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