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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784104049028 |
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3.9
35件のお客様レビュー
東日本大震災後の霊体験のインタビューなのだけど、被災した方達の震災そのもののリアルな証言に、ショックを受けた。 小学生の息子が見つかったという知らせを受けて母親が駆けつけると、発見してくれた自衛隊の方達が鼻水を垂らしながら大泣きしていたという話津波から引き上げてもらう時に下や後ろ...
東日本大震災後の霊体験のインタビューなのだけど、被災した方達の震災そのもののリアルな証言に、ショックを受けた。 小学生の息子が見つかったという知らせを受けて母親が駆けつけると、発見してくれた自衛隊の方達が鼻水を垂らしながら大泣きしていたという話津波から引き上げてもらう時に下や後ろを見るなと強く言われた話。自分達で火葬場を探し回った話。涙なしには読めない。 東北にはオガミサマという霊能者が話を聞いてくれる存在があったそうだが、廃れかけていたのが少し復活しているそうである。このような時には 相手が誰であっても、話をただ聞いてくれるという事で、大勢の人々が救われる事があるのだと思う。
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岡部さんは、岡部医院の看護師が、津波で流された場所に立った時、人間の死を個人の死ではなく、大自然という大きな命の下に繋がって生きていた生命体が、大きな命に帰るという感覚が舞い降りたという。それを彼はイワシの群れに例え、人間はイワシの群れの1匹なのだと言った。 五木寛之「大河の一滴...
岡部さんは、岡部医院の看護師が、津波で流された場所に立った時、人間の死を個人の死ではなく、大自然という大きな命の下に繋がって生きていた生命体が、大きな命に帰るという感覚が舞い降りたという。それを彼はイワシの群れに例え、人間はイワシの群れの1匹なのだと言った。 五木寛之「大河の一滴」親鸞「自然法爾」 全ての人は大河の一滴として大きな海に還り、ふたたび蒸発して空に向かう。
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日本に生まれた身として深く記憶に刻まれている大震災のあと、不思議な体験をしたという人達の話を聞いて回った人の本。買ったはいいけど読めていなかった本を棚から引っ張り出してきた。 自分はいわゆるオカルトというか超常現象とかの類はあったほうが楽しくない?と考えるタイプだけど多分霊感的な...
日本に生まれた身として深く記憶に刻まれている大震災のあと、不思議な体験をしたという人達の話を聞いて回った人の本。買ったはいいけど読めていなかった本を棚から引っ張り出してきた。 自分はいわゆるオカルトというか超常現象とかの類はあったほうが楽しくない?と考えるタイプだけど多分霊感的なものはほとんどない…という自覚がある。が、災害で喪った家族や親族にまつわる霊体験の話をまとめた内容になっているので、やっぱり夜中に読むのはちょっと抵抗があった。各話毎に遺族の方々が所持している故人の写真が出てくるところで、「ああ、この人はもうこの世にはいないのか…」と思ってしまうと、どうしても死という概念を強く意識してしまう。ただこの本は、一般的に「幽霊=怖いもの」とされがちだけれど、愛した伴侶や子どもの霊であればまったく怖くない、むしろこれからも会いに来てほしいと感じている人たちの話なので、どちらかというと文章を通じて「死」に触れることに対する怖さを感じていたのかもしれない。 当たり前だけど、どの話もしゅんとするような、唇を噛みしめるような気持ちになってしまう。災害の復興に終わりなんてなくて、数字として分かりやすく人口が元通りになったとか景観が再現されたとかそういう目安はあったとしても、大切な人を喪った方々の心は元に戻ることはないわけで。離れて暮らしていると日々の忙しさに流されてどんどん他人事になっていくことを思い出させてもらったような気がした。同情や哀れみとかではなく、自分の中で正しさを持って他人事と割り切る覚悟がある程度必要なのもまた事実かもだけど。 写真でなんだか不思議に思ったのは、比較的若い女性や子どもの写真だとなんかこう、ゾクッとしてしまうんだけど、男性やお年寄りの写真を見ても同じようにはならなくて、どういうわけか穏やかな目で見てしまう自分がよくわからない…。これは評価とかそういう本じゃないかもな、と読み進めている時は思ったりもしたけれど、読み物としての興味深さで一応つけておきます。
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