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みだら英泉 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2017/03/07 |
JAN | 9784309415208 |
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みだら英泉
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
妹たちを踏みにじっても描く。芸術家の性というかもはや業である気がしました。 渓斎英泉…不勉強なので、朝井まかてさんの「眩」で初めて知った絵師なのですが壮絶でした。 そして彼の三人の妹たちそれぞれの葛藤もなかなか…特にお津賀とおたまの確執が。 登場人物たちがとても生き生きしてて、悩...
妹たちを踏みにじっても描く。芸術家の性というかもはや業である気がしました。 渓斎英泉…不勉強なので、朝井まかてさんの「眩」で初めて知った絵師なのですが壮絶でした。 そして彼の三人の妹たちそれぞれの葛藤もなかなか…特にお津賀とおたまの確執が。 登場人物たちがとても生き生きしてて、悩み抜いているのが迫ってきました。お栄が出てくるのも好きです。時代小説でも皆川さんでした。 英泉の絵を検索しました。眼差しは小さい画像ではよくわかりませんでしたが、藍の濃淡だけで描かれていてもとても鮮やかで綺麗でした。もっとちゃんと見てみたくなりました。
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浮世絵師、英泉と3人の妹たち。禁じられた絵と、人物全てが生々しい。なんて言うか肉感が凄いなと感じた。可愛らしい朝顔が時折、禍々しく変化するように乱れる。
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読了して、ぼんやりして。それから、すっかり怖くなってしまった。皆川博子作品と向き合うと、宵闇の真ん真ん中から、みどり色の目でじいっと見つめる目に出会す気がするのだが、今回はその目が、まるで「蝦蟇の油」を淡々と観察していたようで。とても、おそろしい。
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