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100分de名著 宮沢賢治スペシャル(2017年3月) 永久の未完成これ完成である NHKテキスト
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100分de名著 宮沢賢治スペシャル(2017年3月) 永久の未完成これ完成である NHKテキスト

山下聖美(著者)

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100分de名著 宮沢賢治スペシャル(2017年3月) 永久の未完成これ完成である NHKテキスト

定価 ¥576

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784142230723

100分de名著 宮沢賢治スペシャル(2017年3月)

¥495

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2022/09/05

宮沢賢治入門と 思って買って読む 共感覚の事など 全く知らなかったので へぇ〜と思ったり 面白かった シマウマ書店にて購入

Posted by ブクログ

2018/12/30

宮沢賢治が残した作品から、 彼の生涯を辿るNHKのテキストブック。 Amazonのレビューが良かったため、購入。 こじ付けでは... と感じる部分もあったが、 綺麗に分かり易く纏められており、面白かった。 賢治が持つと考えられている共感覚には、びっくり。 ( 共感覚:異なる感...

宮沢賢治が残した作品から、 彼の生涯を辿るNHKのテキストブック。 Amazonのレビューが良かったため、購入。 こじ付けでは... と感じる部分もあったが、 綺麗に分かり易く纏められており、面白かった。 賢治が持つと考えられている共感覚には、びっくり。 ( 共感覚:異なる感覚様相の間に相互影響が現れる現象 ) 彼の遺物からは、決して真似できない表現の、 根源を垣間見たような気がした。 この時代に、彼が紡ぐ美しい文字を通して、 彼が感じた景色を共有できる喜びに感謝したい。 物語の考察では 毒もみのすきな署長さん が印象深い。 禁止されている毒もみを取り締まるはずの警察署長が、 実はその毒もみを行っており、それが発覚して死刑となる。 そして、死刑台の上で署長は笑顔でこう言い放つ。 「あゝ、面白かった。おれはもう、 毒もみのことときたら、全く夢中なんだ。 いよいよこんどは、地獄で毒もみをやるかな。」 みんなはすっかり感服しました。というお話。 私は、民衆の感服を、呆れた感服だと解釈し、 署長が毒もみに心酔した理由についてを考えていたが、 本書では、この感服を "欲望の肯定" と捉えられていた。 「あなたにとっての毒もみとは何ですか」 という質問には、思わずハッとさせられた。 それをやることで捕まっても構わない、 地獄に行ってまでもやりたい、 そんなもの、自分にはあるのだろうか... 宮沢賢治の物語には、メッセージがある。 それは、一読だけでは埋もれていたり、 歳を重ねることで現れたり と、形も様々。 愛らしい物語を楽しむか... 共感覚が生み出す表現を味わうか... 童話に隠れたメッセージを読み解くか... 彼の作品の読み方は、人によって違うが、 その違いこそ、いつの時代も世代を超えて親しまれる、 要因なのではないかと、そう感じた。 私もやっぱり宮沢賢治が大好きだ。 テレビ放送も見られていたら良かった。

Posted by ブクログ

2018/02/15

「宮沢賢治スペシャル」山下聖美著、NHK出版、2017.03.01 103p ¥566 C9495 (2017.04.01読了)(2017.03.02購入) 僕も岩手県生まれなので、郷土の偉人ということで、宮沢賢治の作品や宮沢賢治について書かれたものをいくつか読んできました。積読...

「宮沢賢治スペシャル」山下聖美著、NHK出版、2017.03.01 103p ¥566 C9495 (2017.04.01読了)(2017.03.02購入) 僕も岩手県生まれなので、郷土の偉人ということで、宮沢賢治の作品や宮沢賢治について書かれたものをいくつか読んできました。積読もいくつかあります。 「100分de名著」でも既に『銀河鉄道の夜』が取り上げられています。 宮沢賢治の童話については、著者は以下のように記しています。 「賢治の童話は、怪しい異界が登場し、想像を超えた感性の世界が広がり、謎が謎を呼び、どこかに死の予感もある……。賢治の童話は読者に、わかりやすい教訓というよりも、「わからなさ」の感覚を残します。だからこそ読者の想像力のスイッチが入り、小さな子供から大人まで多くの人に読まれ続けているのでしょう。」 この本では、賢治の多くの作品を紹介しながら上記のことを確認しています。 紹介されいる作品は、以下の通りです。 注文の多い料理店、獅子踊りのはじまり、貝の日、イーハトーボ農学校の春 永訣の朝、オホーツク挽歌、雪渡り、やまなし 雨ニモマケズ、毒もみのすきな署長さん、土神ときつね、なめとこ山の熊 学者アムラハラドの見た着物、ポラーノの広場、マリヴロンと少女、銀河鉄道の夜 【目次】 【はじめに】宮沢賢治の豊穣な文学 第1回 自然からもらってきた物語 第2回 永遠の中に刻まれた悲しみ 第3回 理想と現実のはざまで 第4回 「ほんとう」を問い続けて ●毒もみのすきな署長さん(73頁) それをやることで捕まっても構わない。地獄に行ってまでもやりたい。あなたにとってそれは何ですか ●人の性質(84頁) 人が道を求めないでいられないことはちょうど鳥の飛ばないでいられないとおんなじだ。人は善を愛し道を求めないでいられない。それが人の性質だ。 ●エスペラント語(91頁) 物語に出てくる「モリーオ」「センダード」「イーハトーヴォ」「トキーオ」などの地名は、それぞれ盛岡、仙台、岩手、東京をエスペラントにしたものだと言われています。 ☆宮沢賢治の本(既読) 「新編 宮沢賢治詩集」宮沢賢治著、角川文庫、1953.12.20 「注文の多い料理店」宮沢賢治著、角川文庫、1956.05.20 「セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治著、角川文庫、1969.02.10 「銀河鉄道の夜」宮沢賢治著、角川文庫、1969.07.20 「宮沢賢治の愛」境忠一著、主婦の友社、1978.03.30 「兄のトランク」宮澤清六著、筑摩書房、1987.09.20 「ふれあいの人々」森荘巳池著、熊谷印刷、1988.10.10 「教師宮沢賢治のしごと」畑山博著、小学館、1988.11.20 「それぞれの賢治」澤口たまみ著、世界文化社、1992.11.20 「宮澤賢治をめぐる冒険」高木仁三郎著、社会思想社、1995.04.30 「わが心の銀河鉄道」那須真知子原作・鈴木俊介著、角川文庫、1996.09.25 「宮沢賢治『銀河鉄道の夜』」ロジャー・パルバース著、NHK出版、2011.12.01 (2018年2月15日・記) 内容紹介(amazon) 永久の未完成これ完成なり 「人間とは何か」という大きな問いに、独特の感覚で向きあい続けた宮沢賢治。その作品は童話や詩としても読める形式でありながら、世代や時代を超えて愛されてきた。『注文の多い料理店』『春と修羅』をはじめとする諸作品を読み解き、日本近代文学史に屹立する異才の謎に迫る。

Posted by ブクログ

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