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ふたつの海のあいだで 新潮クレスト・ブックス
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ふたつの海のあいだで 新潮クレスト・ブックス

カルミネ・アバーテ(著者), 関口英子(訳者)

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ふたつの海のあいだで 新潮クレスト・ブックス

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/02/25
JAN 9784105901356

ふたつの海のあいだで

¥1,265

商品レビュー

2.9

8件のお客様レビュー

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2025/01/01

『海と山のオムレツ』←最高!の著者の初期小説。陽光あふれるカラブリアで、先祖伝来のホテルを再建しようと意思と行動力をふるう祖父の生きざまを、孫息子の目を通して生き生きと語る。なんと強烈な人々よ。道に迷ったら目を閉じて走ってみるとか、いろいろ教えられるわ…なんでこれ映画になってない...

『海と山のオムレツ』←最高!の著者の初期小説。陽光あふれるカラブリアで、先祖伝来のホテルを再建しようと意思と行動力をふるう祖父の生きざまを、孫息子の目を通して生き生きと語る。なんと強烈な人々よ。道に迷ったら目を閉じて走ってみるとか、いろいろ教えられるわ…なんでこれ映画になってないんだ。

Posted by ブクログ

2024/07/01

【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23168257

Posted by ブクログ

2024/02/23

“村は夏のにおいを放ってた。うだるような熱風が、まるで生暖かい水糊のように肌にねっとりと貼りつくの…”母さんが語る、若かりし頃の祖父の旅で物語は幕を開ける。 この旅でフロリアン少年の二人の祖父、ジョルジュ・ベッルーシとハンス・ホイマンは出会うのだ。 不遜な眼差しと強靭な意志を持つ...

“村は夏のにおいを放ってた。うだるような熱風が、まるで生暖かい水糊のように肌にねっとりと貼りつくの…”母さんが語る、若かりし頃の祖父の旅で物語は幕を開ける。 この旅でフロリアン少年の二人の祖父、ジョルジュ・ベッルーシとハンス・ホイマンは出会うのだ。 不遜な眼差しと強靭な意志を持つ二人は、まだ若く何者でもない時に、偶然共にした短い旅の中で互いに友情を見いだす。 二人を“おじいちゃん”と親しげに呼ぶこともできず遠い存在に感じるフロリアンは、ベッルーシや母の狂気とも思えるほどの夢 ー先祖から伝わる、かつては栄華を誇った宿場であり、今や焼失して廃墟となった“いちじくの館”を再建する ー を徐々に理解して受け入れてゆき、それと共に南イタリアと北ドイツというふたつの土地と自らのルーツとも和解していく。 本書は、土地に根付くことなく一族という言葉に距離を置く生き方を選ぶ僕にとっても、まばゆく映る。 照りつける強い日差しに晒されて、ふたつの海に挟まれた丘の上に立つ廃墟。誇りにかけて生涯の夢に挑む不撓の男。 鮮やかなイメージを喚起させる力強い物語だ。

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