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貧困と地域 あいりん地区から見る高齢化と孤立死 中公新書2422
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2017/02/01 |
| JAN | 9784121024220 |
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商品レビュー
4.1
9件のお客様レビュー
一人旅で西成区に寄ったことがあり、あいりん地区で暮らす人に興味があった。 どのような人がいて、行政はどんな支援を行なっているのか、歴史も交えて知れた。
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大阪の西成区、あいりん地区の歴史、社会保障のあり方、様々な論点で論じている。 家族単位のスラム街から、バブル期の日雇い労働者としての街、バブル崩壊後のホームレス化、2000年代の生活保護への移行。 サポーティブハウス スタッフが無償で生活のサポートをしている。専門職ではない。公...
大阪の西成区、あいりん地区の歴史、社会保障のあり方、様々な論点で論じている。 家族単位のスラム街から、バブル期の日雇い労働者としての街、バブル崩壊後のホームレス化、2000年代の生活保護への移行。 サポーティブハウス スタッフが無償で生活のサポートをしている。専門職ではない。公費の補助が進みにくい。 貧困ビジネスとの線引きが難しい。 現在は、確か星野グループがホテル建てたり、外国からの宿泊客が安宿を求めて来たりと、色々変換期か。 売春も淘汰されて、住み良い街になるといいが、なにせ昔を知っている人は地価が安くても絶対住みたくない場所だろうなぁ。
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初めて足を踏み入れた時、頭をよぎった疑問ーなぜこのような街なのか、行政は何をしているのかーへの答えを知るために手に取った本。 複合スラムから高度経済成長期に伴いドヤの街になり、バブル期には賑わうもバブル崩壊の煽りを最もナイーブに受けて福祉の街へという歴史がよく分かった。 そし...
初めて足を踏み入れた時、頭をよぎった疑問ーなぜこのような街なのか、行政は何をしているのかーへの答えを知るために手に取った本。 複合スラムから高度経済成長期に伴いドヤの街になり、バブル期には賑わうもバブル崩壊の煽りを最もナイーブに受けて福祉の街へという歴史がよく分かった。 そして、貧困を一つの地域に止めることによるメリット(セーフティネットを重点的に充てやすい)とデメリット(差別などで再チャレンジが難しくなる)も理解した。 財政が厳しい大阪市が生活保護を無制限に支給できるわけではない。匿名性が高く訳ありの人々にとっては過ごしやすい地域であるあいりん地区に生活保護者が流入する状況は全く好ましくないが、再開発で駆逐してはいけない(地価が上がればこの人たちは路頭に迷う)。 今の貧困者に再チャレンジと福祉を当てがいつつ、少しずつ変化を加えていく長期的な政策が行政に求められていると思った。
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