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猫づくし日本史
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猫づくし日本史

武光誠(著者)

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猫づくし日本史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784309226941

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商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2023/11/29

大陸から渡ってきてから数百年後には天皇から位を与えられるほど昔から猫の可愛さは不変だった事が窺える。 猫又とか妖怪化されているのもあるが一周周って可愛い。妖怪でもないのに葛飾北斎の描く猫は可愛くないので人によって捉え方が違うのかもしれぬ。 後半では猫島や都心の猫ゆかりの地など猫好...

大陸から渡ってきてから数百年後には天皇から位を与えられるほど昔から猫の可愛さは不変だった事が窺える。 猫又とか妖怪化されているのもあるが一周周って可愛い。妖怪でもないのに葛飾北斎の描く猫は可愛くないので人によって捉え方が違うのかもしれぬ。 後半では猫島や都心の猫ゆかりの地など猫好きにはありがたいMAPもある素敵な本。

Posted by ブクログ

2022/02/08

可愛らしい表紙に惹かれて手に取りました。しっかりと歴史に沿って人による猫の捉え方を学べる本でした。猫にまつわるスポットがまとめられてるのも面白くて、猫寺社や猫島に行ってみたくなりました。

Posted by ブクログ

2021/04/18

始まりは紀元1500年余り前。エジプトの農民がリビアヤマネコを飼いならしてイエネコという新しい猫に改良した。やがて鼠を退治する夜行性の猫は農業の神や、闇を克服する神として信仰を集め、世界中に広がり、仏教とともにインドから中国へ、中国から7世紀に遣唐使とともに日本へと渡来する。仏典...

始まりは紀元1500年余り前。エジプトの農民がリビアヤマネコを飼いならしてイエネコという新しい猫に改良した。やがて鼠を退治する夜行性の猫は農業の神や、闇を克服する神として信仰を集め、世界中に広がり、仏教とともにインドから中国へ、中国から7世紀に遣唐使とともに日本へと渡来する。仏典警備隊として寺院で飼われていた猫たちは、平安貴族たちに愛玩され、逃げだしたものがノネコとなり、時に「鳥獣人物戯画」に描かれ、所によっては猫又伝説として語り継がれ、時代を下って江戸時代、とうとう庶民の住む町へと解き放たれ……ついに現代では可愛いだけの神として君臨し、人間を下僕として暮らしているのだ!!! さて、本書によると飼い猫としての最古の記録が確認できる書物は『宇多天皇御記』。宇多天皇は父・光孝天皇から与えられた黒猫を、家族のように扱っていたようだ。さらに飼い猫に名前をつけていたことが確認できる最古の記録は、『更級日記』。その名前は「命婦の御許(みょうぶのおもと)」。しかも従五位下の位まで授けられていたという。「従五位下」とは中流の貴族に与える位で、「命婦」は五位の女官を表し、「御許」は高貴な女性に付ける敬称とか。平安時代にはすでに、歴代天皇や貴族たちがその可愛さにメロメロになっていたということがうかがえるから恐ろしい……。 その後も猫は『今昔物語』、『鳥獣人物戯画』に登場し、鎌倉時代には猫又伝説が生まれ、その後も多くの歌人や画人によって歌われ、描かれ、夏目漱石にヒット作を書かせる。 こんな感じで古代から近代までの「猫」の記録とその存在の変遷をさくっと紹介。日本全国の猫島と言われる場所、都内の猫にまつわる寺社なども紹介。全体的にひとつひとつのエピソードの深掘りはしておらず、そこは惜しいと思う一冊。挿画はどれも画力が高く、上手だけど素人さんや子供には受けないかもしれない。

Posted by ブクログ

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