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アメリカはいかにして日本を追い詰めたか 「米国陸軍戦略研究所レポート」から読み解く日米開戦 草思社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 草思社 |
| 発売年月日 | 2017/02/01 |
| JAN | 9784794222602 |

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アメリカはいかにして日本を追い詰めたか
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第二次世界大戦における日本の敗戦は、「戦争が起きた原因は全て日本にある」「大東亜共栄圏の思想に基づく帝国主義的な考えが悪かった」との考えに基づく自虐史観を我々に植え付けてきた。 だが、この書籍を読めば、戦争を起こした根本的な原因は米国にもあるのだということが見えてくる。 日...
第二次世界大戦における日本の敗戦は、「戦争が起きた原因は全て日本にある」「大東亜共栄圏の思想に基づく帝国主義的な考えが悪かった」との考えに基づく自虐史観を我々に植え付けてきた。 だが、この書籍を読めば、戦争を起こした根本的な原因は米国にもあるのだということが見えてくる。 日清戦争における勝利と日露戦争における奇跡的な勝利を経た後、軍国主義を掲げて朝鮮半島、中国に領土を拡大していく日本と、こうした新興勢力を看過できず、出る杭は叩こうとする米国を始めとする列強。 そんな中、日本のエネルギー需要のおおよそ9割程度に相当する石油の輸出を全面禁止するという過激な経済制裁に踏み切ったルーズベルト政権下の米国。その時点での日本における石油の備蓄量は2年にも満たず、日本は新たなエネルギーの調達源の確保するか、もしくは米国からの輸入が再開されるための条件「中国および東南アジアから日本軍を撤退させること」を呑むしかない状況に追い込まれていた。日本はこの条件を呑むしかない、と米国はたかを括っていた。どう考えても日本と米国の当時の戦力の差は歴然としており、この軍事力の差を背景に日本が刃向かってくるなど考えられなかったからだ。 一方、日本にとっては明治維新以来進んできた帝国主義を放棄し、中国の領土(満州)を返還し、再び小さな島国に閉じこもるなどという気はなかった。そのための米国に代わる新たなエネルギー調達源として東南アジアに目を向け、大東亜共栄圏構想の下、当時の英国やオランダの植民地を略奪しようとしていった。日米間の開戦の機運は急速に高まり、開戦するかどうかではなく、いつ開戦するか、という段階に状況はシフトしていた。 そんな日本を簡単に叩き潰す軍事力は既に持っていた米国だが、自分たちの領土を攻撃されていない中、英蘭の東南アジアを侵略された、というだけの理由では米国内の議会を説き伏せる力は当時のルーズベルト政権にはなかった。自国領土が攻撃された、という口実が参戦には必要だったのだ。 その口実を与えたのが日本の真珠湾攻撃である。将来的な米国との戦争を見越していた日本は米国との長期戦では到底勝ち目がないと考え、真珠湾攻撃の軍艦に先制攻撃を行い、(日露戦争のように)短期決戦に持ちこみ、有利な条件で停戦にしようと画策したのだ。いや、むしろこの本の論文によれば、そのような状況に追い込まれた。 この攻撃は当参戦するための口実を探していたルーズベルト政権に渡りに船であった。これにより米国議会は一致団結し、太平洋戦争が起こったのである。 その後の悲惨な戦争の実態は皆が知る通りである。 この書籍を読み、太平洋戦争が起きた原因として、米国も実は日本への圧力の掛け方を間違えていた、日本の出方を見誤っていた、等の外交戦略上の誤りがあったことがわかる。 すでに終戦から80年近くがたとうとしているが、太平洋戦争の教訓は山ほどある。今の社会にその教訓を活かしていきたいと思う。
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