素数姫の素数入門

「素数に恋する女」製作委員会(著者)

• 販売会社／発売会社: 洋泉社
• 発売年月日: 2017/02/01
• JAN: 9784800311252

商品レビュー

2023/03/06

文字通り素数について語ったもの。

数式はほとんど出さずに素数の魅力について女性2人の対談形式で語っており、面白かった。

2019/01/13

神戸在住の女性二人が素数について語るという内容の話。
素数について気になって読んでみたら、神戸ネタがあちこちででてきてそれだけで面白かった。ポートアイランドをポーアイと略すなんて知らなかった。後、ぼっかけって神戸の郷土料理だということを初めて知った。
もちろん、メインの素数の話も面白かった。第1話のタイトルからして、「素数とは夏の数である」と、興味を惹かれる話だった(具体的にいうと、素数ゼミやアイスクリームの31や17の話だった)。
いろいろと数学の本は読んできたつもりだけど、ソフィージェルマン素数やカニンガムの鎖なんてものは知らなかった。なかなか素数ってだけでも奥が深い。
Excelによる素数判定の数式も面白かった。ループが必要だから、一つの式で表せれない(VBAがいるか、複数のセルを使う)と思っていたけど、一つのセルに含める数式で求めれるよう。「配列数式」という仕組みを使えばいいらしい。Excelもまだまだ知らないことが多い。
オイラー積の話については、途中数式が省略されすぎて何がなんだか分からなかった。
まあ何にせよ、確かに素数というのは法則性がありそうで無い(あるか分からない)、不思議な数なのには間違いなさそう。

2017/09/21

素数に興味あるけど知識のない人が入門の入門として読む本で、会話形式で楽しく読める形にはなっています。（でも数学が苦手な人は数学的な話題の部分は理解できない気がします）数学の入門本としては説明不足感が否めず、この本を入口に興味を持てた話題の詳しい別の本に当たりに行く姿勢が必要かもしれません。
内容としては、素数にまつわるいろんな話題をほんの少しずつサワリだけ集めたという感じです。だから説明不足な部分はあっても、素数の魅力・素数の不思議みたいなものは充分に伝わってきます。また、素数に萌える女の子が素数に萌えるお話なので、「素数好きな人いるけどなんでだろう」っていうのが気になる人にもいいかも。
とりあえず素数萌えを共感するだけで楽しかったです。