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新生オルセー美術館 とんぼの本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/01/01 |
JAN | 9784106022739 |
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新生オルセー美術館
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印象派の美術館といえばオルセー美術館。 私が一番行ってみたい美術館です! 2011年、改装工事が完了したオルセー。作者の高橋さんは、オルセーの開館準備に携わった方。 内容は、絵の紹介、美術館の歴史、美術館の裏側、で構成されている。 以下、私が印象に残った部分をまとめてみまし...
印象派の美術館といえばオルセー美術館。 私が一番行ってみたい美術館です! 2011年、改装工事が完了したオルセー。作者の高橋さんは、オルセーの開館準備に携わった方。 内容は、絵の紹介、美術館の歴史、美術館の裏側、で構成されている。 以下、私が印象に残った部分をまとめてみました。 <作品> ・時代の流れに沿ってではなく、「人物・肖像」、「風景画」、「都市生活」、「室内・静物」、「彫刻・装飾」、「異郷・心象風景」という絵のテーマで括られ、解説している。 ・マネの「笛を吹く少年」の前に置かれたお洒落なベンチは日本人の方が作った! ・ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」は、改装により、壁の色を暗くして作品に直接照明を当てることで発色が鮮やかになり、木々の緑や木漏れ日が明るく浮かび上がって見えるようになった。この絵、好きです。自然光がとても綺麗。 ・クールベの極めて大きな作品「オルナンの埋葬」は壮観だろうな。 ・ポスト印象派と印象派の風景画の違い。ポスト印象派のセザンヌ、ゴッホらは、「カチッとした永続的な美しさのある風景画」を目指した。 ・スーラの作品が発表された時、画家たちは度肝を抜かれた。画家たちは全員点描に挑戦したのでは、と言われた。また、スーラの「サーカス」は未完ながら名作と言われている。 ・ボナール、ヴュイヤール、ドニなどのナビ派。オルセーは印象派に次ぐグループとして彼らを今後推していきたいと考えている。 ・高橋さんはナビ派を、「装飾的で簡素な画面構成。単純で素朴に可愛く描かれたモチーフが特徴。ブルジョワの穏やかな生活断面を描き、真面目でえらそーな西洋美術を、かわいい!と思わせる新しいグループ」と分かりやすく説明されていて、一気に親近感を感じた。 また、ボナールの「黄昏」を「クレヨンしんちゃんにゆるっとした表現」と述べていて、なんだかわかる!と思った。 ナビ派という一派があったことを私は知らなかった!これから着目してみたい。 ・素朴派と言われるルソーだけど、独特でジャンル分けが難しい画家。 高橋さんはルソーを、「造形の上手さ純粋さもありながら、色彩は柔らかくてエレガント。永遠に古くならない画家」と絶賛している。 確かに、この画風は昔の時代も、今の時代でも「新しさ」を感じる。 ・フランソワ・ポンポンの彫刻「シロクマ」。か、可愛すぎる。会いたい! ・マネの「アスパラガス」。素朴だけど高橋さんが大好きな一枚とのこと。マネがこんな静物画を描いたなんて意外。 <歴史> ・扱う作品は1848-1914年。ルーブルとポンピドゥーセンターの間の作品が並ぶ。 ・最初はルーブルの分室だった。オランジュリーと同じ公園内にあった。作品が増えて手狭になってきたため、駅を美術館にすることに。 <オルセー美術館の裏側で働く人々> 館長、企画展部門、保存修復、工事部門など、さまざまな館内で働くエキスパートのインタビューも掲載されており、裏側の仕事内容もわかる。 企画展部門長の方のオルセーで一番好きな作品は、モネの「ひなげし」とのこと。 予想通り、オルセーには私が今一番見たい絵がギュッと集まってそうだ! そして、印象派好きの私としてはノーマークだったナビ派。画風が結構私好みだということがわかった。
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オルセー美術館の収蔵作品を作家別ではなく、「人体・肖像」、「風景」、「都市生活」等々のテーマに分類して紹介、解説した本。著者はオルセー立ち上げのときに現地でかかわっていたとの事。 また、作品だけでなく、オルセーで働く人たちのインタビューがあるのも良い。 あと、本書で初めて、オルセ...
オルセー美術館の収蔵作品を作家別ではなく、「人体・肖像」、「風景」、「都市生活」等々のテーマに分類して紹介、解説した本。著者はオルセー立ち上げのときに現地でかかわっていたとの事。 また、作品だけでなく、オルセーで働く人たちのインタビューがあるのも良い。 あと、本書で初めて、オルセーはルーブルとポンピドーセンター収蔵作品の間の時代(近代)の作品を展示するための美術館であることを知った。
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