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羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2017/01/01 |
| JAN | 9784152096685 |

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羊飼いの暮らし
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商品レビュー
4.1
21件のお客様レビュー
羊飼いだけでなく農業をする人たちに 尊敬を通り越して畏敬の念を覚えてしまう すごく大変だけど素晴らしい人生 写真は殆どないのだけどハードウィック種の羊を 想像しながら読む かわいい こういう生き方や考え方がいつまでも残って増えていったら 地球ももっと良くなるのだろうなと思った
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者はイギリス湖水地帯で600年続く牧羊農場に生まれた。イングランド北西部、マターデールと呼ばれる渓谷で、遠くにペナイン山脈を望むこの地で、フェル(小さな山)で在来種の羊、地域に合った伝統的な羊(ハードウイック種)をいかに持続させていくかを考えながら牧羊を行ってきた。 この風景はここに住む人々が作ってきたものであり、その名はここに住むものしか知らない。彼は「おそらく100年後には、私が羊を山で放牧していたことなどなんの意味もない事実になる」と自嘲気味に語っているが、この本によって、少なくとも人々の記憶には残り続けるだろう。(2023年には続編『羊飼いの想い』も書かれている。未読) 羊飼いたちは先祖から受け継いだ膨大な知恵と、自らの経験を積み重ね、経験に基づく知識を持っている。決して「無知な」農民ではない。にもかかわらず、それを知らないものたちが彼らの生活を脅かすことがある。 都会からやってきたものたちだ。憧れだけで移り住み、彼らの伝統的な方法を理解しないばかりか蔑む様子も描かれる。リーバンクスは皮肉を込めた文章を書いている。 羊を生業とする一年がどれだけ過酷である事か。群れのすべての羊を記憶し、優秀な羊の血統を保つために交配し、納得のいく価格で駆け引きをし、売り買いをする。肉体を極限まで使い、羊のために、最優先に時間を使う。 血だらけの手、出産、動物の死は当たり前の日常であり、彼は子供達にもその現実をきちんと見せるようにしている。子供達が父親を尊敬し、自分も役に立ちたいと行動する姿は誇りに満ちている。 一方で、湖水地方の美しい自然や、四季の美しさ、羊にとっても人にとても過酷すぎる、厳しい冬でさえ美しさに見惚れることがあるという。渡り鳥にも詳しく、リーバンクスは、フェルにどんな鳥がいつ頃渡ってくるかもよく知っており、その描写は私を喜ばせた。 ビアトリクス・ポターも人生の後半は羊飼いとして過ごし、湖水地方での彼女の評判はそちらの方が高い。リーバンクスは、羊飼いとしての彼女をとても尊敬している。 さて、いよいよ彼は羊飼いになる。オックスフォードを出ればもっといい仕事に就けるはず、と言われたが、それは彼の価値観にない選択だった。彼にとっての生き方は、故郷に戻ってそこで暮らすこと、それしかなかった。 教養とは、たとえ自分1人しかいない孤独な土地でも、退屈せずに生きていける力だ、と野田知佑氏の本で読んだ。(どこかからの引用だと思うが) リーバンクスは1人ではないが、読書が彼の教養であり、家族がその力を後押しする。それでもここでの暮らしが孤独なことに変わりはない。彼が祖父から、そして父から、反抗しながらも受け継いできた意味を、今になって理解しながら、暮らし続けている。 羊飼いであった、河崎秋子さんがこの本に相応しいあとがきを書いておられる。(というより、もう、この人しかいないでしょう!)河崎さんのエッセイ『私の最後の羊が死んだ』もぜひ!
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人として生きる、根本的なことを喜びと感じる作者の作品。 明晰な頭脳、意見、行動力を兼ね備えた方が選んだ行き方に、現代社会において人は何を喜びとして生きることが大切か、改めて感じることが多かった。
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