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黄色い雨 河出文庫
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黄色い雨 河出文庫

フリオ・リャマサーレス(著者), 木村榮一(訳者)

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黄色い雨 河出文庫

定価 ¥968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/02/07
JAN 9784309464350

黄色い雨

¥550

商品レビュー

4.4

23件のお客様レビュー

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2024/11/14

某お方のおすすめで知り手に取る。 生涯忘れられない作品になった。 滅びゆく世界とそこに最後まで留まり続ける人の美しさ。比喩でなく本当に降る「黄色い雨」。 読了後は長い夢から醒めたような、不思議と尾を引く感覚に浸れる。 また、しばらく経ってから読み返したいと思った。

Posted by ブクログ

2024/08/12

花ちゃんに出会ったばかりの頃におすすめして貰った本を、六年越しに見つけた。snowdropに売っていた。時間はかかるけれど、僕は忘れない。 黄色のことを真剣に考えたことがなかったと気付かされた。見過ごしてきた。この作品では、死に近しいものとして描かれている。そこに付随する懐かし...

花ちゃんに出会ったばかりの頃におすすめして貰った本を、六年越しに見つけた。snowdropに売っていた。時間はかかるけれど、僕は忘れない。 黄色のことを真剣に考えたことがなかったと気付かされた。見過ごしてきた。この作品では、死に近しいものとして描かれている。そこに付随する懐かしさや風化してゆくさまなどと共に。 黄色というと、稲穂の実りや夕暮れのきらめきなどを想像する。黄色とは僕にとって一瞬間の光景であったのかもしれない。だからこそこの作品で段々と黄色に染まってゆく村の景色が新鮮で、それが死という永遠に向かってゆく道程がうつくしかった。

Posted by ブクログ

2024/05/08

以前、図書館で借りたが読みなおしたくなり、文庫本を購入。死者と思われる語りでアイニェーリェ村の住民が次々と離村していき、村が崩壊していく様子が描かれる。語り手の妻は寂しさにより、首を吊り、語り手の男性は雌犬とともに死の訪れを待つ。何も希望はないのに、なぜか美しく、記憶や村、そして...

以前、図書館で借りたが読みなおしたくなり、文庫本を購入。死者と思われる語りでアイニェーリェ村の住民が次々と離村していき、村が崩壊していく様子が描かれる。語り手の妻は寂しさにより、首を吊り、語り手の男性は雌犬とともに死の訪れを待つ。何も希望はないのに、なぜか美しく、記憶や村、そして命を黄色い雨が崩壊へと誘っていく。 文庫版には「遮断機のない踏切」と「不滅の小説」が新たに収録。

Posted by ブクログ