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黄色い雨 河出文庫
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黄色い雨 河出文庫

フリオ・リャマサーレス(著者), 木村榮一(訳者)

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黄色い雨 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/02/07
JAN 9784309464350

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商品レビュー

4.5

25件のお客様レビュー

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2026/01/01

スペインに実在し、廃村となった消滅集落に1人最後まで残り、崩壊していく村、去っていく人や死んでいく人や家族、自分の死を回想し、詩情溢れる文章で綴られた小説。黄色い雨は、秋の落ち葉の色であり、時間の経過であり、村の淀んだ空気の色でもある。救いのない暗い話だが、美しい詩的な文章が際立...

スペインに実在し、廃村となった消滅集落に1人最後まで残り、崩壊していく村、去っていく人や死んでいく人や家族、自分の死を回想し、詩情溢れる文章で綴られた小説。黄色い雨は、秋の落ち葉の色であり、時間の経過であり、村の淀んだ空気の色でもある。救いのない暗い話だが、美しい詩的な文章が際立っていて憂鬱な気分にはならない。現実の問題だけに考えさせられる小説である。

Posted by ブクログ

2025/12/29

表題作を読み進めると季節的に今がぴったりだなと思いながら読んでいた。孤独や過去、亡霊と向き合い、側にいる雌犬と黄色い雨が降るこの村で死を待つお話。一人語りが続き、声帯を震わせた言葉は出てこない。静まり返り、朽ちていく村で言葉を発したところで誰かに(読んでいる自分のところにも)届く...

表題作を読み進めると季節的に今がぴったりだなと思いながら読んでいた。孤独や過去、亡霊と向き合い、側にいる雌犬と黄色い雨が降るこの村で死を待つお話。一人語りが続き、声帯を震わせた言葉は出てこない。静まり返り、朽ちていく村で言葉を発したところで誰かに(読んでいる自分のところにも)届くわけではないのだから。というような感じでずっと地の文が続きます。 終盤では私(父)が語り手だと思っていたのに、急に息子のアンドレスが語り手かのようにふるまう所でかなり混乱した(妻はサビーナってまだ言っているし)。語り手の私の命が尽きようとして全てが混沌としていく中で色んな境界が曖昧になっていき、このような語り口になったのかななんて考えてみたり。あとは訳者あとがきで驚いたのは舞台となるアイニェーリェ村は実在していたこと(すでに廃村)。他に短編が2つあるのだけどどちらも面白かった。

Posted by ブクログ

2025/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

たったひとりで、過疎化した村の終わりを見届けた男の話だった。孤独に死に向き合う語りが胸を打つ。 主人公は死ぬまでの果てしなく思える年月を過ごしたあと、死んでからの真に果てしない時をも過ごしている。荒廃した村に流れる時間が、まるで止まっているような錯覚を引き起こし、不思議な体験ができた。 主人公の生まれ育った土地であるし、戦争から息子が帰ってくる、娘の墓があると思えば移住が選択肢に入ってこないのもやむを得ない。生活があったかつての村の姿を知るだけに孤独感は増すと想像できる。サビーナの自死、雌犬の最期は特に深い悲しみが襲ってきた。 現在と過去と未来のすべてが主人公の記憶の中で一体となり、最後はただ安らかに眠りたいという思念が土地に残っているかのよう。まるでゆっくりとした走馬灯。人間は死後もこんなふうに考え続けているのだとしたら、救いがない。

Posted by ブクログ