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黄色い雨 河出文庫
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黄色い雨 河出文庫

フリオ・リャマサーレス(著者), 木村榮一(訳者)

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黄色い雨 河出文庫

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/02/07
JAN 9784309464350

黄色い雨

¥968

商品レビュー

4.5

28件のお客様レビュー

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2026/04/20

フリオ・リャマサーレスの文章が私にとって特別なのは、寂寥が極限まで磨かれて美しさとして立ち上がることに心が震え、それがたまらなく嬉しいから。

Posted by ブクログ

2026/03/07

タイトルに惹かれて手に取った一冊。なんと表現をして良いのか困る。スペイン山奥の廃村で暮らす男の物語。文体が詩的で美しさを感じる。主人公の彼は偏屈さと頑固さを兼ね備えた老人だ。廃村を守るでもなく、近くの町に降りるでもなく、ただ、村とともに朽ち果てる日までそこに居続けている。彼の家に...

タイトルに惹かれて手に取った一冊。なんと表現をして良いのか困る。スペイン山奥の廃村で暮らす男の物語。文体が詩的で美しさを感じる。主人公の彼は偏屈さと頑固さを兼ね備えた老人だ。廃村を守るでもなく、近くの町に降りるでもなく、ただ、村とともに朽ち果てる日までそこに居続けている。彼の家に現れる亡くなった家族達の亡霊は夢か現か。彼の願望なのか。家族の想いなのか。彼の孤独は、きっぱりと誰を寄せ付けることなく、ただ、孤独だ。不思議とそこに湿っぽさは感じられなかった。

Posted by ブクログ

2026/02/15

 物語を語っているのは何者なのか?  生きた者なのかそれとも死んだ者の記憶が語っているのだろうか?    物語はピレネーの山にある小さな廃村の話だ。  しかし、はじめのうちは何が書かれているのかを手探りのように読み進めていくことになる。  必然的にじっくりと辛抱強く読むことにな...

 物語を語っているのは何者なのか?  生きた者なのかそれとも死んだ者の記憶が語っているのだろうか?    物語はピレネーの山にある小さな廃村の話だ。  しかし、はじめのうちは何が書かれているのかを手探りのように読み進めていくことになる。  必然的にじっくりと辛抱強く読むことになるのだが、やがてその内に少しずつその背景が、全貌が明らかになってくる。  村からは人々が消え去り、自らの子どもや妻さえも。そこで、老人はただひとり、唯一の友である雌犬とともに記憶と時間の中をさまよいながら過ごすのだ。  圧倒的な哀しみのテンションで書き綴られ、ラテン文学の特徴なのか、時間が行ったり来たりして迷宮をさまよっているような感覚にもなる。  冬には雪が果てしなく降り積もり、秋にはポプラの雨が降り注ぐ。常に死の予感とともに。  強さと弱さ、深い愛情が自ずと感じ取れる、哀しくも美しい物語だった。  

Posted by ブクログ

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