1,800円以上の注文で送料無料

文庫解説ワンダーランド 岩波新書1641
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 新書

文庫解説ワンダーランド 岩波新書1641

斎藤美奈子【著】

追加する に追加する

文庫解説ワンダーランド 岩波新書1641

定価 ¥924

220 定価より704円(76%)おトク

獲得ポイント2P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

9/28(土)~10/3(木)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2017/01/20
JAN 9784004316411

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

9/28(土)~10/3(木)

文庫解説ワンダーランド

¥220

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.8

40件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/02/28

『文庫解説ワンダーランド』 斎藤美奈子 2017年 岩波新書 『本の本』『趣味は読書。』などで知られる 文芸評論家であり全読者代表の美奈子姐さん。 730ページの鈍器本『本の本』で 自らのブックレビューを総まとめし、 『名作うしろ読み』では古今東西の名作の ラスト一文を読み解い...

『文庫解説ワンダーランド』 斎藤美奈子 2017年 岩波新書 『本の本』『趣味は読書。』などで知られる 文芸評論家であり全読者代表の美奈子姐さん。 730ページの鈍器本『本の本』で 自らのブックレビューを総まとめし、 『名作うしろ読み』では古今東西の名作の ラスト一文を読み解いてきた。 そんなユニークなアイデアと縛りプレイで 本を読んで評論する斎藤美奈子姐さんが 今回批評という名のメスを入れるのは、 文庫本の巻末についている「解説」だ。 単行本刊行後、 数年もたたずに文庫化された本には 巻末に解説がつく。 著者のバクボーンや読者が見落としがちな 重要な項目などを端的に、丁寧にすくいあげる。 また読了後の余韻に浸るにふさわしい余談などを 披露してくれたりと サポートしてくれるのが 中庸堂が考える「解説」の意義ではあるが、 美奈子姐さんは相変わらずに今回も 快刀乱麻、バッサバッサと鮮やかに その「解説」たちを斬っていく。 気取った文章や自分語りを始める解説者には ツッコミを入れる姿は爽快だ。 古典的名作や人気作は、 同じ作品が複数の文庫に収録されるケースがあり、 一つの作品に違う解説を読む機会を得る。 『坊っちゃん』『伊豆の踊り子』 『走れメロス』などがそれに該当する。 本書の意義はその「解説」たちの比較にある。 違う視点や表現、 多方面から一つの作品を見る視点は、 中々お目にかかることはないし そこにはユニークな比較が生まれるからだ。 特に『走れメロス』の解説に対しての 美奈子姐さんのツッコミはクスリとさせる。 『失楽園』で知られる渡辺淳一の解説には 女性作家の解説が多く起用されていて、 渡辺の性愛をテーマにした自著を 女性作家に書かせるという気持ち悪さを、 きちんと美奈子姐さんが技巧を凝らして 代弁してくれたのは爽快だった。 著者の経歴やその本が書かれた時代背景、 その本の特徴や要点、その本を読む意義、 著者の近しい間柄の人物が書く解説とは 名ばかりのどうでもいい個人的交友エピソード、 難解で哲学的な、もはや解説の解説が必要なものまで、多種多様な文庫本巻末の「解説」。 それを評論せしめた斎藤美奈子姐さんの「解説本」。 読書好きな人なら興味を持つ人も少なくはないだろう。そこはご安心を。 美奈子姐さんが肝っ玉母さんのように テキパキ片付けていく様をご覧あれ! ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ⚫︎目次情報⚫︎ 序にかえて──本文よりエキサイティングな解説があってもいいじゃない
 
 Ⅰ あの名作に、この解説
 
 Ⅱ 異文化よ、こんにちは

 Ⅲ なんとなく、知識人

 Ⅳ 教えて、現代文学

 あとがき ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

Posted by ブクログ

2023/05/20

文庫本には大抵つけられている解説に着目して批評した本。著者が結構好きなので本屋で見つけて購入。 文庫の解説って完全にオマケ扱いしてて、好きな作家なんかが書いてたらラッキーぐらいの感覚だったんだけど、解説にもタイプがあること、時として「解説してるのこれ?」と思った感覚は自分だけじ...

文庫本には大抵つけられている解説に着目して批評した本。著者が結構好きなので本屋で見つけて購入。 文庫の解説って完全にオマケ扱いしてて、好きな作家なんかが書いてたらラッキーぐらいの感覚だったんだけど、解説にもタイプがあること、時として「解説してるのこれ?」と思った感覚は自分だけじゃなかったことなんかが知れて、ほんと読んでラッキーな本だった。 そして夏目漱石はやっぱり天才だと思った。「三四郎」、再読します!

Posted by ブクログ

2023/03/16

いやー切り口が面白かった! 共感するものもそうでないのもあるけど、解説にここまでフォーカスして今まで考えてみたことのない角度からの分析は新鮮で面白かったです。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品