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ようこそアラブへ 母親にだけは逆らえない、社会は元から不平等、試験官だってズルをする???不可解で魅力的なアラブ人
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
| 発売年月日 | 2016/12/01 |
| JAN | 9784336061010 |
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ようこそアラブへ
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
多様性を受け入れる、他国の文化を受け入れる…ということが、体験できるような良書。 イスラム教やアラブの思想、生活様式を好きにはなれないが、それが必然性を伴ったものなのが理解できる。ので、人に勧めたい良書。 著者の方の感性や体験を表現できる能力が素晴らしい、ご自分なりの葛藤も含め...
多様性を受け入れる、他国の文化を受け入れる…ということが、体験できるような良書。 イスラム教やアラブの思想、生活様式を好きにはなれないが、それが必然性を伴ったものなのが理解できる。ので、人に勧めたい良書。 著者の方の感性や体験を表現できる能力が素晴らしい、ご自分なりの葛藤も含めて。 でも、やっぱり、個人の生き方や権利が尊重されていないエピソードがこの本には満載で、自分がこの国に産まれたら輝けるだろうか(別に今輝いてるかどうかをおいておいて。)、チャンスをつかみ取ることができるのかどうか、豊かな人生を送れるのかが気になります。 特に、義父の見舞いでも異性の身体に関わることはできない…というエピソードが、とても非効率で合理性を、欠くように思えた。 しかし、心に残っているのは、神はできる者に試練を与える…とか言うところ。喜捨などに対する姿勢ば自分のこれからにあったほうが良いと思った
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著者はUAEの男性と結婚した日本人の方。 UAEに暮らしているらしい。 日本で暮らしているとわからないアラブ世界の生活様式。わたしたち(特に女性)からすれば不便極まりないように見える。 また、アラブの人々の考え方にはどうにも理解しがたいところもある。 著者は、まさに毎日そうい...
著者はUAEの男性と結婚した日本人の方。 UAEに暮らしているらしい。 日本で暮らしているとわからないアラブ世界の生活様式。わたしたち(特に女性)からすれば不便極まりないように見える。 また、アラブの人々の考え方にはどうにも理解しがたいところもある。 著者は、まさに毎日そういう「不便(にみえる)・理解しがたい」世界で生活している。 著者はそういう不便さや理解しがたいところを「良い・悪い」と一刀両断しない。 自分の価値観を常に疑っているというか、「そういう世界もあるんだ」ということを素直に受け止めてうまく消化しているというか。 「自分の価値観だけで決めるのが正しいとは限らない」ということを知っているのだと思う。 そういう感覚でないと、暮らしていけないというのもあったのだろうが。
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UAEに嫁がれた日本人女性の視点で見た、アラブ人社会の生活に関するエッセイ。 アラブ社会のルールを日本人的な感覚/常識と対比させながら冷静に分析していく視点が非常に面白い。 また、日本/アラブを平等に扱ったうえで、その視点から生まれる日本へのアラブ社会の批判には日本人として学...
UAEに嫁がれた日本人女性の視点で見た、アラブ人社会の生活に関するエッセイ。 アラブ社会のルールを日本人的な感覚/常識と対比させながら冷静に分析していく視点が非常に面白い。 また、日本/アラブを平等に扱ったうえで、その視点から生まれる日本へのアラブ社会の批判には日本人として学び・考えされられる点が多い。 著者の文章も簡潔でありスピード感をもってぐいぐい読める良書であった。 以下、備忘メモ ・UAEは人間的な繋がりを基盤とした社会であり、ビジネス・日常生活をするうえでもその点を重視する必要がある事。そしてそれは日本人が軽視しがちな点である事。 ・"インシャラー"は決して無責任な放棄を意味しない事。人間的な誠実さを前提にした、神の思し召しを意図している事。そしてその帰結として、性急な問題解決を求めないゆっくりとした時間軸でもの事を考える事。 ・儀典においてはクルアーンの朗誦の良しあしが重要視さえる事。そのため、学校等では朗誦が上手い生徒が学校の隠し玉的な存在になる事。 ・UAEでの名誉(=エレガンス)とは、自分の名誉を守り、他人の名誉を汚さず、他人との距離を縮めずに、貸し借りをつくらずに振る舞う事。そして、エレガンスは国によって違う事。 追記: エレガンスの章のP.59-60にある子育てに奔走する著者自身の描写する記述は本書の笑いの白眉と思う。
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