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コーポレート・ファイナンス実務の教科書 グループ経営管理からM&Aまで
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本実業出版社 |
発売年月日 | 2016/12/01 |
JAN | 9784534054500 |
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コーポレート・ファイナンス実務の教科書
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
1章 ファイナンスとはお金の流れ 政府:財政 企業:財務 個人:家計 アカウンティングとファイナンスの違い 過去の実績を正確に記録:将来の事業を確からしく予測し、それに基づいて実際の資金を動かす事 財務3表の関係性 EBIT、EBITDAの説明
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者の本は二冊目であるが、説明が非常にわかりやすいし面白い。特に勉強になった点は以下。 ・事業におけるリスクが高ければ、その事業の財務構成は資本を多めに、リスクが高くなければ負債を多めにして調達コストを安くする。 ・事業部門に要求するハードルレートは本社が決めて構わない。本社機能はグループ内の投資家。資本コストを決めるのは投資家。 ・多角化企業の本社と事業部門の関係は、実際の資本市場にいる投資家と企業の関係と同じ。前者を内部資本市場、後者を外部資本市場という。本社が外部の投資家以上に投資家機能を果たしてないとグループを作る意味ないと外部の投資家には見える。 ・CFOポジションは重要。経理マンがいくのではない。企業価値向上について、将来の在り方を戦略及び数字とともに語れる経営者としての人材。 ・投資家が自らのPF戦略に合致した企業の経営戦略を見定めて評価するように、本社は企業グループとしての明確な将来像を示し、それを実現するため、事業部門に対してどのように資源配分を行うかPF戦略を構築し、事業部門に対して投資家としての期待値を示す。事業部門は本社に"IR"を行う。
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コーポレート・ファイナンス実務に従事する者が知っておくべき要諦がまとめられた良書であると思う。特に子会社経営に関する考え方などは、類書には見られないビジネスの勘所が得られる記載が各所に見られて、細かい計算テクニックは他書に譲るとしても若年層への指導書としてふさわしい貴重な一冊。
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