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贅沢貧乏のお洒落帖 ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2016/12/01 |
| JAN | 9784480434043 |
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贅沢貧乏のお洒落帖
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
初森茉莉作品。 読み慣れていない時代の人でもあった為、最初はなかなか入り込めなかった。 この時代にこんなに自分の思いをはっきり言い切る人がいたのだなあと驚きもあった。 1番印象的だったのが、「母」 安心して話すことが出来る可愛いお婆さんになりたいと思った。
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ますますこの方の小説が読みたくなってしまった。(俳優さん2人の写真を見ただけで、物語を考えてしまうなんて妄想の天才だと思う) わたしは語彙力貧乏で言葉にして感想をまとめられないけれど、マリさんの文章で着物や宝石、香水の匂いまで夢想してしまった…。もちろん着物の帯だ紬だ友禅だなんだ...
ますますこの方の小説が読みたくなってしまった。(俳優さん2人の写真を見ただけで、物語を考えてしまうなんて妄想の天才だと思う) わたしは語彙力貧乏で言葉にして感想をまとめられないけれど、マリさんの文章で着物や宝石、香水の匂いまで夢想してしまった…。もちろん着物の帯だ紬だ友禅だなんだかんだは知らないけど、ファンタジーの物語を読んでいるような、ふわふわとキラキラとして手に触れることはないようなそんな感覚。
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森茉莉の文章から、衣装にまつわるものを中心としたアンソロジー。 大きく分け、三つに分かれる。 第一は少女時代。 次に夫と赴いたパリでのこと。 最後は戦後のことだが、ここはちょっと衣装の話とも言い難い、少し雑駁な内容。 少女時代、父鴎外や母しげが誂えてくれた衣装たち。 それはベ...
森茉莉の文章から、衣装にまつわるものを中心としたアンソロジー。 大きく分け、三つに分かれる。 第一は少女時代。 次に夫と赴いたパリでのこと。 最後は戦後のことだが、ここはちょっと衣装の話とも言い難い、少し雑駁な内容。 少女時代、父鴎外や母しげが誂えてくれた衣装たち。 それはベルリンから取り寄せる子供服であったり、三越で作らせた和服の晴れ着であったりする。 明治後期としては、かなりの贅沢な衣生活であったといえる。 描写から、どんな衣装なのか想像するのが楽しかった。 そのために、この一冊を読み終えるのに十日もかけてしまい、読み終わるのが惜しかったくらいだ。 特に「下絵」というエッセイは、文章としても絶品だと思う。 嫁ぐ茉莉のために、振袖の図案の下絵を描く鴎外。 鴎外とともにあれこれと準備をすすめるしげ。 華やかな雰囲気の中に、鴎外の死の兆しと森家の凋落の予感が漂う文章である。 パリでの文章では、パリの女性店員への絶賛が印象的だった。 サイズを測るにも、的確な動きの中にも客の体を大事に扱うのだそうだ。 それに比べ、日本の売り子はみな突慳貪だと憤慨していた。 茉莉がパリで行っていた店がどんな客筋の店だったのか気になるが、この時代はこんな風だったのか、と意外な感じがする。 まず、茉莉たちがパリで人種差別的な取り扱いを受けていなかったのに驚き、次に日本のサービスレベルって、この時代低かったの?と驚いたのだ。 宝石や香水など、大人の女性の持つもの―それは離婚後、戦時中と苦難の生活の中で失われてしまったものだが―への哀惜が描かれるのも心にしみる。 ここまで読んでいくと、古き良き時代の人としてしか彼女を認識できない。 ところが、戦後の記述を読んでいくと、三島由紀夫はともかく、研ナオコ、美輪明宏、タモリ…といった名前が並んでいく。 それを見て、同じ時代を少し共有していることに気づく。 大げさかもしれないが、かなり衝撃的だった。 もっとも、美輪明宏がまだ三十代で、その若さで五六町も歩けないという話が出てくると、現在のあのご高齢で活躍しているのが意外でしかたがない。
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