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鬼平犯科帳 決定版(3) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/12/31 |
JAN | 9784167907655 |
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鬼平犯科帳 決定版(3)
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の鬼平こと長谷川平蔵が火盗改方を解任され、自由気ままに京へ部下の忠吾を連れ向かう中で起こる相変わらずの盗人たちとのやり取り。火盗改方を解任されたがやはり鬼平の周りにはその輩がかかわってくる。 本来なら寿命であった鬼平が復活するのもこの時!? 京都でのもろもろが終われば江戸に帰りまたしても火盗改方に再任されるのでシリーズの中では役職なしでの盗賊狩りとなる物語の詰め合わせ(^.^)
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行楽で行ったはずの京都でも事件発生。絶体絶命のピンチは、盟友岸井左馬之助が間一髪で救う。今回も人情味溢れる話の数々でした。 「むかしの男」では、平蔵の久栄に対する愛情が、何とも粋に描かれる。
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▼「鬼平犯科帳3」池波正太郎、文春文庫。初出は1967−1989、月刊誌「オール讀物」連載。江戸時代に実在した「火付盗賊改・長谷川平蔵」を主人公として、だけど当然ほぼほぼ完全なるフィクションで、平蔵とその仲間、そして捕物相手になる盗賊たちを描いた連作短編警察小説であり、戦後を代表...
▼「鬼平犯科帳3」池波正太郎、文春文庫。初出は1967−1989、月刊誌「オール讀物」連載。江戸時代に実在した「火付盗賊改・長谷川平蔵」を主人公として、だけど当然ほぼほぼ完全なるフィクションで、平蔵とその仲間、そして捕物相手になる盗賊たちを描いた連作短編警察小説であり、戦後を代表する捕物帳小説。このシリーズは文春文庫で全24巻なんですが、数年前に僕は電子書籍で「全巻セット合本版」を買ってしまっています(確かその時、割引キャンペーンをしていたから)。最近、突然自分的な鬼平ブームが来てしまいました(まあそう言うのは必然で訪れることはあまりないでしょうが)。 ▼電子書籍でまとめ買いしたのはこの手のものは必ず(自分が好きなものであれば)再読するからです。再読を楽しむ前提だと、電子便利ですから・・・。そしてどうして再読するかというと、こういう「話の運び」自体に味があるエンタメ小説、それもミステリ系って、すぐに中身を忘れます。いや、忘れないと言う人もいるかも知れませんが僕は忘れます。だからしばらく、下手をすると1年もすればまた楽しめてしまう。 ▼なので、もうこれも読み終えてしばし経ったのでだいぶ忘れてしまいましたが・・・。 ・麻布ねずみ坂 ・盗法秘伝 ・艶婦の毒 ・凶剣 ・駿州・宇津谷峠 ・むかしの男 の6篇。この巻の中身は、【盗法秘伝】から【駿州・宇津谷峠】までが平蔵、江戸を離れています。一時的に盗賊改を休み、父の墓のある京都へ旅をした。その道中と上方でのお話。 どれも面白かった記憶が。【凶剣】あたりは単純なサスペンスとしてもドキドキで(助けが現れるあたりは、おおっとそうくるのかよ、と思ったけれど)、【むかしの男】は妻・久栄の過去話であり人情噺。人情噺的な鬼平エピソードの特色は、人間の業の深さを描くんだけど、描き方はそんなにくどくない。だから読者は彼岸のものとして安心して楽しめる。読者自身は鬼平と同じ側に気持ちの陣地は作っていますから。そして解決には強引な救いを載せずに、ものすごいトリックやどんでん返しで彩らずに、悲劇的な地獄落ちも多数。それでも陰惨にならないのは、そういった悲劇が全てアウトローの側として描かれるし、どれだけ小説がアウトローに寄り添っても最後は主人公力学で平蔵の側に戻るからですね。 この辺りの構造はメグレ警視も新宿鮫もフロスト警部もフィリップ・マーロウも全部同じで、元を辿ればシャーロック・ホームズもそういう世界構造になっていますね。 あと【盗法秘伝】は、志ん朝ファンとしては、嬉しい一編。落語家古今亭志ん朝さんは1969−1972に、現テレビ朝日系列で放送された「鬼平犯科帳」でレギュラー同心・木村忠吾を演じました(このシリーズは主演が八代目の松本幸四郎さんでした。それはつまり、「松たか子の父」である九代目幸四郎の父であり、1989−2005期間にフジ系の「鬼平犯科帳」で主演を担った二代目中村吉右衛門の父でもあります)。 その志ん朝さんが「鬼平犯科帳」朗読の録音を数篇残しており、【盗法秘伝】はその一つ。
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