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ヒトラーの絞首人 ハイドリヒ
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ヒトラーの絞首人 ハイドリヒ

ロベルト・ゲルヴァルト(著者), 宮下嶺夫(訳者)

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ヒトラーの絞首人 ハイドリヒ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2016/12/01
JAN 9784560095218

ヒトラーの絞首人 ハイドリヒ

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商品レビュー

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2018/12/10

【漆黒を煮詰めて】「絞首人」,「金髪の野獣」と呼ばれ,ユダヤ人の絶滅計画を始めとするナチスの政策を積極的に推し進めたラインハルト・ハイドリヒの生涯を学究的に綴った作品。裕福な家庭に生まれた若者は,いかにして欧州を跨ぐ闇を体現する人物となったのか......。著者は,ドイツ人の歴史...

【漆黒を煮詰めて】「絞首人」,「金髪の野獣」と呼ばれ,ユダヤ人の絶滅計画を始めとするナチスの政策を積極的に推し進めたラインハルト・ハイドリヒの生涯を学究的に綴った作品。裕福な家庭に生まれた若者は,いかにして欧州を跨ぐ闇を体現する人物となったのか......。著者は,ドイツ人の歴史家であり,ユニヴァーシティ・カレッジ・ダブリンで現代史の教授を務めるロベルト・ゲルヴァルト。訳者は,慶應義塾大学文学部で学んだ宮下嶺夫。原題は,『Hitler's Hangman: The Life of Heydrich』。 非常に精緻にハイドリヒの人生が描かれているのですが,個としてのハイドリヒと,歴史的環境に置かれた中でのハイドリヒという両側面を合わせてカバーしているところが素晴らしい。ナチス・ドイツに関するいくらかの前提知識がないと読み進めるのは少し難しいかもしれませんが,膨大な情報量の中に身を埋め,一人の男と社会の暗部をくぐり抜ける追体験ができる稀有な作品でした。 〜いたって文化的で安定したブルジョア家庭に生まれた人物がやがて未曾有の巨大犯罪の立案者・実行者となりヨーロッパ史の最暗黒の瞬間の一つにおいて暴力的な死を遂げる。容易には理解しがたい生涯であったと言わざるを得ない。〜 『HHhH』と合わせてぜひ☆5つ

Posted by ブクログ

2018/01/24

ヒムラーとハイドリヒの前途にある任務の規模は史上空前のものだったかもしれないが、彼らが追及する政策自体は、史上類例のないものとは言えなかった。国外追放や殺害によって民族的あるいは宗教的純化を求める狂乱の嵐は、南東欧では、かつて巨大な規模で吹き荒れている。1870年代の東方危機では...

ヒムラーとハイドリヒの前途にある任務の規模は史上空前のものだったかもしれないが、彼らが追及する政策自体は、史上類例のないものとは言えなかった。国外追放や殺害によって民族的あるいは宗教的純化を求める狂乱の嵐は、南東欧では、かつて巨大な規模で吹き荒れている。1870年代の東方危機では反オスマン暴力が猖獗を極めたし、第一次大戦直後には、オスマン帝国のイスラム教徒、キリスト教徒アルメニア人、正教徒ギリシャ人ら数十万人が追放され殺害されている。「信用ならない」少数民族の抑圧、追放、そしてしばしば殺害を通して、民族的に同質な国民国家を創出するという、純粋に近代的な発想は、決してナチスの発明ではなかった。それは社会ダーウィン主義と社会学的実証主義の論理、人間社会は、科学的数量化、民族的類別、必要ならば暴力的純化を通して、完全なものになるのだという思想、に基づくものであり、同様の論理はすでに、トルコ人によるアルメニア人大虐殺、階級敵へのボリシェヴィキの態度にも具現していた。これらの先例とナチスの社会的・民族的改変計画との主要な相違は、ナチスの場合、宗教や階級といった多少とも明確なカテゴリーに基づいてはいなかったという点にある。ナチスが依拠していたのは、人種という、様々な解釈の余地のある、つかみどころのない概念だった。ハイドリヒとSS指導部一般は、人種的区別のために客観的基準なるものの厳格な適用を主張していたのだが、占領ヨーロッパの民政当局の一部は、より緩やかなスタンスをとった

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2016/12/19

「HHhH」ラインハルト・ハイドリヒの伝記。「HHhH」と比べるとまぁ人生をずっと追ってるだけに類人猿作戦の部分は物足らん気もするけど、それはそれとして「HHhH」と併読すると補完しあっておもしろい。逆に「HHhH」と比べてチェコ総督代理以外の部分がたっぷり。ナチスは元々ユダヤ人...

「HHhH」ラインハルト・ハイドリヒの伝記。「HHhH」と比べるとまぁ人生をずっと追ってるだけに類人猿作戦の部分は物足らん気もするけど、それはそれとして「HHhH」と併読すると補完しあっておもしろい。逆に「HHhH」と比べてチェコ総督代理以外の部分がたっぷり。ナチスは元々ユダヤ人絶滅は目指してなかった、というのが意外。制海権がなくてマダガスカル移送ができず、東部戦線の膠着からシベリア送りもかなわず、どうしようもなくなってホロコーストに向かうってのは知らんかった。それと、シュペーアがハイドリヒを高く買ってたってところ。狂人と狂人に媚を売る人たちの集団の中で、数少ない正気かつ力があって生き延びたシュペーアってイメージやったんやけど、狂人ハイドリヒと気が合ったのね。狂人やけど仕事はできるってなおさらタチ悪いんかな。

Posted by ブクログ

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