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屋根をかける人
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/12/21 |
JAN | 9784041047507 |
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの日本に来てからの人生をヴォーリズ氏の一人称で物語れている。一人称で書かれているところからして、かなり詳細な取材を行って書かれたんだろうなと思いました。 若い建築家として、満喜子夫人との馴れ初めや日本で精力的に活躍した話は半分くらい、実業家としての近江兄弟社の経営者が2割、残りが戦争から戦後の日本人としての生き方、考え方、昭和天皇への思いなど。どこまでも深く深く、日本、近江八幡を愛し、日本とアメリカに大きな屋根をかけた人の話。 その愛情と日本に愛された姿には感動しました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
明治末期にキリスト教布教のために来日したアメリカ人建築家、昭和天皇を守ったアメリカ人として有名になったウィリアム・メレル・ヴォーリズの一生を描いた小説。 日本名、一柳米来留。 有能かつ感性豊かな偉大な人物。 24才教師として近江に赴任。その後、類稀な才覚で日本の洋風建築の第一人者となり、メンソレータムを日本に広める商人としても大成し、戦後のアメリカ統治下日本で昭和天皇を救った男。 たまたま一本の瓶にさまざまなレッテルが貼られているが、中身は変わらない。これほど多面性を持った奇才の人間も少ないだろう。 彼は戦時中に日本人として、伴侶満喜子と一緒に生きることを選び、 終戦後は昭和天皇を守るために奔走した(満喜子が元皇族だった事も関係)。 有名なお菓子クラブハリエや、大同生命創始者の広岡浅子氏、メンソレータムの近江兄弟社との関わりも面白い。 昭和天皇との掛け合いが最後に出て来るが、会話の中身はフィクションなのでしょうか? フィクションであるとしたら作者の門井慶喜さんのセンスは素晴らしいと思います。橋ではなく屋根とは。実際のお話は侍従の話しとして残っているのでしょうか?とても気になります。
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#読了 主人公はまったく存じあげない方だったんだけど、「天皇を守ったアメリカ人」なんて呼ばれる方がいらっしゃったんですね。まさしくアメリカと日本に屋根をかける人だったんだろうな。 建築家として著名な方らしいのだけれど、その他にも近江八幡が舞台ということで布団の西川はじめ今の企業に...
#読了 主人公はまったく存じあげない方だったんだけど、「天皇を守ったアメリカ人」なんて呼ばれる方がいらっしゃったんですね。まさしくアメリカと日本に屋根をかける人だったんだろうな。 建築家として著名な方らしいのだけれど、その他にも近江八幡が舞台ということで布団の西川はじめ今の企業につながる商人たちの名前や広岡浅子なんかも登場。 序盤は少し退屈に感じたけれど、後半になるにしたがってどんどん面白くなる。 伝道師なのか、商人なのか。アメリカ人なのか、日本人なのか。大胆なのかシャイなのか。それぞれ相反する属性だとは思うんだけど、共存させてしまうメレルさん、面白い人でした。
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