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処罰と近代社会 社会理論の研究
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処罰と近代社会 社会理論の研究

デービッド・ガーランド(著者), 向井智哉(訳者), 藤野京子

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処罰と近代社会 社会理論の研究

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 現代人文社
発売年月日 2016/11/01
JAN 9784877986520

処罰と近代社会

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2026/01/09

第2章、第3章【デュルケム】 功利主義を超えて、共同体の一体性を担保する「神聖なもの」への侵害に対する怒りとしての刑罰 第4章、第5章【マルクス主義的観点】 「18世紀の歴史研究として、貧しい人々は(主に他の貧しい人々に対して)法を作用させたがる傾向がある。しかし、実際には、刑法...

第2章、第3章【デュルケム】 功利主義を超えて、共同体の一体性を担保する「神聖なもの」への侵害に対する怒りとしての刑罰 第4章、第5章【マルクス主義的観点】 「18世紀の歴史研究として、貧しい人々は(主に他の貧しい人々に対して)法を作用させたがる傾向がある。しかし、実際には、刑法は主に支配階級が自分たちを守る最後の手段として行使する限定的な恐怖の道具として機能してきた」 [ホントだ] 第6章【フーコー】 ベンサム以来、処罰は違反行為が違反者にもたらす便益を上回る害を違反者に対してもたらすことにより、犯罪の抑止効果を発揮するものと言われてきた。[(違反行為と罰則の類似性が近接していればより効果があると言われる。つまり、違反者が誰かに損害を与えることに快感を覚える性質で、そのために犯罪を行っているのであれば、それを上回る報奨をその被害者に弁償することがある意味違反者に対する刑罰として機能するのである。)] しかしながら、罰則としての収監がもたらす犯罪抑止効果を発揮しない「逸脱者」をフーコーが発見した。フーコーは(当時の)監獄の制度がそのような「逸脱者」を生んでいると主張した。 第9章【処罰と文化】 「「科学」は、組織化された宗教と同様、文化形態のなかで最も明確な特徴を持つことが多い。」p.258 「どのような意味でも特殊な文化形態は、多様な競合する文化形態との闘争、妥協、同盟関係というプロセスを通すことによってのみ刑罰実務に影響を与え、働きかけるに至る。」p.259 現代日本において、科学がオーバーオールの社会において優越した地位を確立するにはいたっていない(日本の現生人類の全員が科学の恩恵を被っていることは間違いないのにもかかわらずである)ので、残念ながら科学の価値観を神聖化することは自明ではない。しかしながら、より原始的で幼稚な価値観、たとえば部族制全体主義などに対抗するために他の価値観を奉ずる共同体と妥協・同盟することは十分可能であろう(私見)。もしくは、より包括的・抽象的な価値観に昇華することによって一致するか。 なんといっても、科学が蔑まれ打ち棄てられるような事態になれば、全員が不潔で、貧しく、苦痛に満ちた短い人生を送ったのちに死に至るのである。 第11章【文化的主体としての刑罰】2.刑罰は意味を付与する ・刑罰に意味の伝達機能がある。 ・刑罰を行うことそのものの他に、それをどう公示するか、誰に伝えるか、どうやって表現して伝えるか、それぞれに意味合いがある。 第12章【処罰と社会制度】 社会を処罰が「脅かす」というのは誤りである。処罰が社会を形作るのである。[我々の言葉で言えば、「境界条件を定める」ことによって、処罰は社会を形作るのである。]

Posted by ブクログ

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