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わたしたちの猫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ナナロク社 |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784904292709 |
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
恋にまつわる詩集。 猫をモチーフにした詩が多く、心を猫に喩えたり、傘に喩えたり、象徴的な表現が多くて面白い。 ふつうに読んでいても意味が分かりにくいぶん、じっくり読む必要があるのもいい。 ただ、意味がわからなくても「いまこの詩の中の二人はうまくいっていないんだな」とか、状況はちゃ...
恋にまつわる詩集。 猫をモチーフにした詩が多く、心を猫に喩えたり、傘に喩えたり、象徴的な表現が多くて面白い。 ふつうに読んでいても意味が分かりにくいぶん、じっくり読む必要があるのもいい。 ただ、意味がわからなくても「いまこの詩の中の二人はうまくいっていないんだな」とか、状況はちゃんと伝わる。 恋の歌って、恋をしているかしていないか、もしくは恋に焦がれているかいないかによって響き方が全く違うよね。 それは友情とか親子愛とかでも同じかもしれないけれど…。 誰かを恋しく思う状態って流れがあるからなぁ。 文月さんの比喩表現は、いつも繊細だし、読んでいるとギュッと寂しい気持ちにもなる。 一人でいたくないのに、どうしようもなく一人であることを抱えている感じ。 特にこの詩集は恋愛、それも片思いを表現した詩集だと思うので、読んでいると思春期の頃の不安定だった自分を思い出す。 思春期のころは恋なんてしてないんだけど、自分のことを必要以上に感じ取っていた時期。 「誰のものにもなれなくて/人はみんな迷い猫だ」 「はじまることが苦手な人は/春にくじけていくものだ」ってフレーズは、今の私自身にも当てはまって、自分は寂しがりなんだな…と気付かされる。 恋の歌でもあるけれど、人とのつながりに対して、なんらかの不安を抱える人にとって、「ああ、私の中にある寂しさとか不安の正体ってこれかも…」と思うかもしれない。
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もう、干からびているからか、恋の詩は全く響かない。恋の詩集と知っていたら、買わなかったろうに。。 清原伽耶さんのInstagramに載ってたので、すぐ買って読みました。というか、パラパラかな。入り込めない。 こんなにも「あとがき」に共感したのは初めてで… by 清原さん ...
もう、干からびているからか、恋の詩は全く響かない。恋の詩集と知っていたら、買わなかったろうに。。 清原伽耶さんのInstagramに載ってたので、すぐ買って読みました。というか、パラパラかな。入り込めない。 こんなにも「あとがき」に共感したのは初めてで… by 清原さん あとがきは、よかったなあ。
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きれいな装丁にひとめぼれ。 どの言葉も好きだけど、女の子という名のわたし が特に響く。 雨宮まみさんの書き下ろしエッセイもよかった。
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