居酒屋ぶたぶた 光文社文庫

矢崎存美(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2016/12/08
• JAN: 9784334773946

商品レビュー

2024/07/11

すごく久しぶりのぶたぶた。大好きなシリーズだが、買ってから読んでなかった。2年くらいほったらかしにしてた気がする。とうとう読んだ。

面白かった。いやー、ぶたぶたは相変わらず最高だ。ただ、今回のは全部店がバラバラなんだな。完全に独立した短編だったな。『キッチンぶたぶた』や『ぶたぶたカフェ』は確か1つのお店で連作短編みたいになってたと記憶しているが、そんなふうにしてくれたほうが面白かったんじゃないか、と思ったりする。

一番好きなのは『悩み事の聞き方』かなぁ。僕も元々ブラック企業に勤めてたし、勢いで取り敢えず辞めることだけ決めてから次のところ探したし。そういう意味では多少似ていると思った。

最後の『僕の友だち』のホラー話も嫌いじゃないけど、『ぶたぶた日記』の内容のほうが遥かに怖かったし、展開がなんとなく読めたのもあったからな。

さておき。

ぶたぶたはやっぱり面白い。まだ買って読んでないのが残ってるから、順次読んでいこう。紙じゃなくて、Kindle版で買い揃えようかな、って思っちゃうな。ぶたぶたはいくつかの出版社に跨っていたはずだよなぁ。全部Kindleで揃うかな。。。

ちなみに僕は、『ぶたぶたシリーズ』というだけで無条件で星5を付けます。

2024/05/27

図書館本
「居酒屋やまざき」は、育児で疲れ果てている佐和子がぶたぶたさんの居酒屋に行くのですが、共感の嵐！！

わかるよー！本当に自分の時間なんて一切なかった
温かいご飯食べることもギリギリなのに、居酒屋なんて夢！！
って思ってました。
あの頃はこれが永遠に続くの、、、なんて思っていたけれど、子供は育つし私は居酒屋に行けるようになりました♪

「悩み事の聞き方」のおでん！！私おでん大好き
食べたいー！！

2024/05/18

　ワンオペ育児とか、セクハラ上司とか、実はけっこうエグい題材なのだが、ぶたぶたは、こんなときにこんな人がいてくれたらいいのに、というところにいる。

・居酒屋ぶたぶた→ワンオペ育児。竜田揚げ。
・忘れたい夜→姑息セクハラ上司。カクテル、クラッカー、チーズ、コーヒー。
・悩み事の聞き方→うつ、アル中。出汁割り。
・珊瑚色の思い出→専業主婦。ワイン。夕焼け。
・僕の友だち→ぶたぶたプレゼンツ、モダンホラー。生姜だれ冷や奴。