エクサスケールの少女

さかき漣(著者)

• 販売会社／発売会社: 徳間書店
• 発売年月日: 2016/11/30
• JAN: 9784198649135

商品レビュー

2018/10/11

物語が全然起動しない。小説としてそもそも面白くない。
「エクサスケールの少女」は登場しない。

主人公は「フェルマー最終定理を1時間で解ける」ほどの天才なのに、テクノロジーの説明がレイ・カーツワイル"先生"とかで終わってて、Webの知識だけで書かれてることがもろバレ。

唐突もなく「ナチズムどうおもう？」とか、研究室の同僚に中国人を登場させて南京虐殺についての自説を展開しだしたりとか、香ばしすぎる。ありえないだろ。

ラストシーンにいきなり超兵器（スパコンと融合して超知能化した主人公が作った）が大量搭乗する。アメコミか。

登場人物が発現するにつけいちいち来歴とか歴史とかの蘊蓄を垂れて不自然すぎる。
会話文がそもそもかけてない。

久々に読んだクソ本。ワースト3に入るくらい。
クソ具合が『顔のない独裁者』っぽいなーと思ったらまさかの同じ著者。先に気づくべきだった。とほほ。
Amazonで星4.5で好評だったのだけど、高評価を付けている人をよく見ると年配だったり、「文系なのでよくわかりませんがシンギュラリティのよい入門書だと思います」とか言ってる。トンデモすぎてレビューもトンデモ。

これに1500円と1時間をかけたと思うと泣けてくる。

2018/02/26

なんかAIをテーマにした小説らしいので図書館で予約して借りてみて初めて知った表紙。なんか子供っぽい表紙だなぁ、これは電車の中で読みにくいわ。とか思ってたら、内容も表紙にお似合いだった。

2017/10/09

エクサは10^18なんだけど、タイトルと内容が一致していないような気がする。「エクサスケールの衝撃」、齊藤 元章を元ネタにしているのはわかるけど。シンギュラリティを扱っていますよということで「エクサスケール」にしたのかしら。

和歌とか神社とか新道については面白い。鉱物についてもいい感じ。なのに計算機科学的な部分はそれについていけてないのが残念。

千歳が初期のころから青磁の近くにいたり、一斤教授に引き取られた理由がなかったり。そもそも千歳が存在するなら無双じゃないかとか。

もったいない感じ。