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水木しげるの妖怪人類学 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784041049112 |
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水木しげるの妖怪人類学
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水木しげるの妖怪人類学
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商品レビュー
3
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※このレビューにはネタバレを含みます
「妖怪人類学」とあるから、てっきり水木しげるが培ってきた妖怪観が述べられているものだと思っていたのに、蓋を開けてみれば「妖怪図鑑」。背景が細かくリアルに描き込まれたカラーの妖怪画は、水木しげるにとって人間は(もしかしたら妖怪も)世界の構造の一部でしかない、と以前読んだ評伝の言を証明するようであり、これだけでも勿論目にする価値はあるが、いかんせん期待とは違っていたのでどうにも、、、まあ評論家のように一から十まで語り尽くすような人物でもなし、むしろ"画"で語るのがらしいとも言える。 本書は日本の妖怪だけでなく、水木しげるが実際にフィールドワークへと赴いた世界各国の「目に見えない何者か」も収録されており、まさに彼の晩年の活動の集大成とも言うべきものだろう。妖怪画ひとつひとつに解説が付いているのだが、現地の女性たちのお尻の触り心地が非常に良かっただとか、文脈に突然放り込まれる「とても健康になったネ」の一言だとか、人物像が垣間見えるユーモラスな文章がクセになる。面白い。 ともかく水木しげるが、目に見えるものばかりに縛られている日本社会、ひいては世界の在り方に異議を唱え、「目に見えないのに確かに存在する者たち」に今一度注目し、かつ敬意を払おうとしていたことは十二分に伝わった。これ学問になったら本当に面白いと思うんだけど、誰か挑戦してくれないかなあ。
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この作品には作者が戦争中ジャングルで出会った怪をはじめ、日本の妖怪だけでなく世界の妖怪がたくさん紹介されている。この年になって初めて聞いた妖怪がいっぱいで、子供の時のワクワクを久しぶりに感じながら読みました。
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