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死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 角川文庫
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死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 角川文庫

門田隆将(著者)

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死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/10/01
JAN 9784041036211

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死の淵を見た男

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商品レビュー

4.6

107件のお客様レビュー

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2021/08/16

正しく「反省」「学習」する事の尊さを!

2021年8月読了。 著者のあとがきにも有りましたが、「3・11」の悲劇を、只管に悲しんだり嘆いたり、悪者探しする事だけではなく、 「二度と同じことを繰り返さない為に、現実的に何が必要か、何を準備すべきなのか」を、冷静且つ実務的に事態を改善しなければ、いつか又同じことの繰...

2021年8月読了。 著者のあとがきにも有りましたが、「3・11」の悲劇を、只管に悲しんだり嘆いたり、悪者探しする事だけではなく、 「二度と同じことを繰り返さない為に、現実的に何が必要か、何を準備すべきなのか」を、冷静且つ実務的に事態を改善しなければ、いつか又同じことの繰り返しが起きてしまう可能性が有ること、この点が一番恐ろしいと思うのです。どれだけ「反省」して「お詫び」しても、その後に「学び」が残らなければ意味が無いのです。 今日ただ今、電力会社は、政府は、メディアは、そして私達国民全体は、「喉元過ぎて熱さ忘れる」雰囲気に成っていないと言い切れるのでしょうか?! 今現在も、日本の好きな場所へ向けてミサイルを発射出来、甚大な被害を及ぼすことの出来る国家が普通に存在しています。当然自衛隊は対応しますが、核や生物化学兵器を弾頭としたミサイルの場合、どの時点で撃ち落とせたとしても国内に少なくない被害を被るのは、全く否定しようのない事実です。 著者同様、「自然災害」と「テロ」、これらに対して私たち日本人はあまりにも暢気過ぎるのではないでしょうか。 イデオロギーで反原発を騒いでいる方々もそうですが、例え今直ぐ廃炉しても使用済み核燃料の問題は未来永劫残るし、現在原発を停めている分の「代替」をしている火力発電は、更なる大気汚染を誘発するだけであるし、「環境に優しい代替可能エネルギー」とやらにはコストも危険性も非効率性も付いて回ると云う事実、等をもっと冷静且つ現実的に考えていただきたいです。 資源に乏しく、人口も減っていくわが国が経済力を維持する為に、原発は急に無くせるモノではない事も、感情論を抜きにして考えるべき問題だと思うのです。 本書は、そうした将来の日本を考える上で「原発の危険性から目を背けない」為の、決して読み捨ててはいけない重要な一冊だと思います。 映画は観ていませんが、「熱しやすく冷めやすい日本人」にとっては、本書を詠むことを強くお奨めします。 最後に、日本の為に生命を賭けて懸命に作業してくださった全ての方々に、心からの感謝と追悼の言葉を捧げます。本当にありがとうございました。

左衛門佐

2026/03/15

2011年3月11日の東日本大震災の発生から15年目を迎えての再読です。 当時、福島第一原子力発電所を大津波が襲い、全電源喪失、原子炉を冷却するための注水不能、放射線量増加、最悪の場合は首都圏を含む東日本の壊滅という、かつてない危機に日本は立たされました。 この事故に関しては...

2011年3月11日の東日本大震災の発生から15年目を迎えての再読です。 当時、福島第一原子力発電所を大津波が襲い、全電源喪失、原子炉を冷却するための注水不能、放射線量増加、最悪の場合は首都圏を含む東日本の壊滅という、かつてない危機に日本は立たされました。 この事故に関しては、当時も今も、大津波が福島第一原発の施設を飲み込む様子や、原子炉を収容している建物が水素爆発する映像が、何度も流され、皆さんの脳裏に焼きついていると思います。 この作品は、90人を超える関係者から聞き取り調査をして明らかとなった、当時あの福島第一原発で何が起き、そこで働いていた人々が、何を思い、災害を少しでも食い止めようとどう闘ったのか、を描いたノンフィクション作品です。 この作品を原作に、2020年に「Fukushima50」というタイトルで映画にもなったので(登場人物の名前を変えたりしていますが)、それをきっかけにこの作品を読んだ方も多いのではないかと思います。只、映画はあくまで原作から脚色された限られた時間の中に収められた作り物であり、真実はこちらの本の中にあると思います。 当時、この作品を読んで、心から感動したことを覚えていますが、読みかけていた別の小説をちょっと中断して、3月11日これをもう一度読み直しました。やっぱり何度読んでも感動します。 著者は、本編のはじめに、「本書は、吉田昌郎という男のもと、最後まで諦めることなく、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した人たちの物語である。」と紹介しています。吉田昌郎という素晴らしいリーダーがいたからこそ、成し遂げられた闘いであったとも思います。 感動した場面はいっぱいあって、その全部を読んで紹介したいのですが、それをやったら自分は絶対にまた泣いてしまいそうで、是非みなさんに読んで感動していただきたいです。 あの事故以降、原発の是非については、賛否両論あるところですが、そのことはちょっと脇において、あの極限状態の中で、使命感と覚悟を持って闘った勇気ある人たちのことを、この本を読んで是非知って欲しいと思います。 最近、中部電力の浜岡原発(静岡県)の再稼働審査において、耐震性の基準となる「基準地震動」のデータを不正に操作した、というニュースがありました。とにかく早く再稼働させるために「安全性がおざなりにされた」と思わざるを得ず、事業者である中部電力は、地元住民たちの存在を忘れ、事故が起きたときの犠牲の大きさを忘れ、福島第一原発の事故の教訓が全く生かされていないと、本当に悲しくなりました。中部電力の幹部の人たち全員に、是非この本を読んで欲しいと思いました。

Posted by ブクログ

2026/02/26

福島原発の事故のニュースを見たとてあの日内部で何が起きたのかは知らない。建物内で本当に死の淵を見ながら闘ってくれた人がいることを知らないまま過ごすこと、原発事故を語ることは出来ないと思った。 専門的な言葉や、説明が難しいところもあったと思うが、そこも一般人の私にも分かりやすく説明...

福島原発の事故のニュースを見たとてあの日内部で何が起きたのかは知らない。建物内で本当に死の淵を見ながら闘ってくれた人がいることを知らないまま過ごすこと、原発事故を語ることは出来ないと思った。 専門的な言葉や、説明が難しいところもあったと思うが、そこも一般人の私にも分かりやすく説明がされており、理解が難しいと思う箇所は無かった。また、ページ数が多く全て読み進められるだろうかと心配していたが、緊迫した状況がひしひしと伝わる文書であり、つい続きが気になりあっという間に読み終わった。 いざという時、人に言われたまま動くのではなく“自分で考えて動くこと“それが自分には出来るだろうかと考えさせられた。

Posted by ブクログ

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