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弘法大師空海と出会う 岩波新書1625
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弘法大師空海と出会う 岩波新書1625

川崎一洋(著者)

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弘法大師空海と出会う 岩波新書1625

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2016/10/01
JAN 9784004316251

弘法大師空海と出会う

¥220

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2020/10/11

空海(774-835)という人物は「平安時代の初めに活躍した僧侶」ということになる。「平安時代の初め」というのは?1200年かそれ以上も以前という「大昔」だ。そういう時代に活躍した人達の事績等が幾分は伝えられている訳ではあり、歴史の教科書に少しばかり登場する例を誰しもが眼にはして...

空海(774-835)という人物は「平安時代の初めに活躍した僧侶」ということになる。「平安時代の初め」というのは?1200年かそれ以上も以前という「大昔」だ。そういう時代に活躍した人達の事績等が幾分は伝えられている訳ではあり、歴史の教科書に少しばかり登場する例を誰しもが眼にはしているとは見受けられる。が、「平安時代の初めに活躍した人達」と言われてみても、「大昔」に過ぎて訳が判らないと思う。 それでも空海に関しては、「弘法大師」という諡号で現在でもよく知られていて、永く民間信仰のようなものの対象になり、創作も交わる様々な挿話も一定程度知られ、「弘法…」と俚諺の一部にさえなっている。「やや特殊?」ということになるのかもしれない。 そういう存在であるので、本書の『弘法大師空海と出会う』という題の「出会う」は秀逸であると思う。自身でも、偶々立ち寄った場所で手にした本が切っ掛けで「そう言えばあの場所と言えば?」と空海に気付き、何となく関心を高めるという「出会い」のようなものを経験したのかもしれないのだ。 本書は「空海(774-835)」という「史上の人物」の「実像?」をどうこうしようということでもない。寧ろ「弘法大師」として広く親しまれている人物に纏わる伝記的な情報の他、様々な伝承や所縁の地に纏わる話題、或いは俚諺になっている事柄に関する言及、主な著作のあらましやそれらが登場した背景等を交えた「真言密教は何を説きたいのか?」という話題等が読み易い分量で巧く纏まっている。 本書の著者は、真言宗の僧侶として活動しながら、大学院での研究を進め、研究成果等を説く大学講師も務めているのだという。なるほど、「真言密教が説こうとしているようなこと」というような「取っ付きが悪い?」という場合も在りそうな事柄を含めて、誰にでも解り易いことを意図して説くという“新書”を綴る方としては適任であろう。大変に愉しく本書を読むことが叶ったことを感謝したい感だ。 1200年以上も前の偉大な知性が、民間信仰的な感覚さえ伴いながら、現在に受け継がれているというのは凄いことであるようにも思う。本当に本書は、「弘法大師」として広く親しまれている人物に纏わる様々な話題を判り易く提供することで、この偉大な文化人と「出会う」ということを経験させてくれると思う。

Posted by ブクログ

2018/09/15

もっと空海の人間像や実績など現実的な内容かと想像してたけど、魚を生き返らせたとか合掌した姿勢で生まれてきたとか奇蹟を起こす神様のような挿話が多くがっかりした。 ファンタジーを読んだ後みたいな感じ。

Posted by ブクログ

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