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月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/11/17 |
JAN | 9784334911317 |
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商品レビュー
3
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宮内悠介の作品にしては、うーん、どうやろ?ちょっと消化不良な感じかなぁ。 碁盤を作る碁盤師がホームス役、その弟子で棋士の若者がワトソン役兼主人公である。その設定は良いのだが、ホームズ役の碁盤師、利山がなんとも掴めないキャラクターで、悪役の贋作碁盤師安斎の方がキャラクターとしてしっかり成立しているくらいである。むしろこちらを主人公にしたプチノアールで良かったのでないか?と思えるくらい。 碁や碁盤に関するうんちく、ノウハウは興味深いが、肝心の物語が薄い。プロットを紹介しているだけ程度に思えるような作品もあって、残念。ボリューム含めてもっと掘り下げて欲しいなぁと思えた。 これシリーズ化するのだろうか?だとしたら、触りの1冊。役者も揃って、これからの展開には期待できそうである。長編、もしくはもっと突っ込んだ連作短編で読ませてほしい。
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なんというか、取り上げた題材は面白いのですが、想定読者層を大幅に下げたのでしょうか?ライトノベル(?)的なものを読んでいる気分。楽しめませんでした。
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「ヨハネスブルクの天使たち」を絶賛した過去の自分が恥ずかしくなるくらいにつまらない本だった。 この著者はきっと、人生の機微だとか男女の愛だとかは書けないのだと思う。自分の頭の中だけで物語の設定をこねくりまわして悦に入っているだけの、妄想癖作家なのだと思う。難しい言葉や引用で装飾さ...
「ヨハネスブルクの天使たち」を絶賛した過去の自分が恥ずかしくなるくらいにつまらない本だった。 この著者はきっと、人生の機微だとか男女の愛だとかは書けないのだと思う。自分の頭の中だけで物語の設定をこねくりまわして悦に入っているだけの、妄想癖作家なのだと思う。難しい言葉や引用で装飾されてはいるけれど、よく見ればそこには何の意味も付与されていない。 利仙も安斎も幼稚な漫画キャラクターのようだし、愼と蛍衣の2人のシーンは目を疑ってしまうほどこっ恥ずかしい。 いっそ人間を登場させない小説のほうが、この人には向いているのではないかな、と思ったり。
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