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人事評価はもういらない 成果主義人事の限界
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ファーストプレス |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784904336977 |
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人事評価はもういらない
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人事評価はもういらない
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
タイトルは過激。しかし読めば納得。いかに自分が固定観念に囚われていたかを思い知らされてしまった。 本書の発行は2016年である。 果たして2016年を振り返ると、この時点で自分がこの発想に至っただろうか。 当然著者自身の発想というよりも、アメリカの流れなどを事例に沿って説明をして...
タイトルは過激。しかし読めば納得。いかに自分が固定観念に囚われていたかを思い知らされてしまった。 本書の発行は2016年である。 果たして2016年を振り返ると、この時点で自分がこの発想に至っただろうか。 当然著者自身の発想というよりも、アメリカの流れなどを事例に沿って説明をしてくれているものだ。 つまり2016年以前、もっと前にアメリカの有名企業はMBOからとっくに転換していたのである。 そんなことも知らずに、今までの目標管理制度(MBO)を全く疑いもなく実施していた自分が恥ずかしい限りだ。 毎年毎年目標設定する時は「こんなものに意味はない」と思いながら、いざ設定したらMBOの存在自体も忘れてしまう。更に言うと設定した目標そのものも忘れてしまう。 それで半年や一年後に振り返ったところで、忘れている当人からしたらそんなものは存在していないに等しい訳だ。 これで会社全体の業績なんて良くなる訳がない。 実際は当社(私)が特殊なだけで、MBOが正しく運用できている会社も沢山あるとは思う。 さらに補足すると、私の所属する会社はそんなMBOを正しく運用出来ていないのに、当時の業績はそこまで悲惨な状況ではなかった。(まぁまぁ良かったということだ) だからMBOのこの状況を疑いもしなかったのだろう。 しかしながら冷静に考えると、当時業績が悪くないからと言って、売上が10倍になった訳ではない。 利益が100倍に増えた訳でもない。 つまり経営状態は悪くはなかったが「全く成長していない」という状況になっていたのだ。 それを許してしまっていたのだ。 これが日本全土で行われていたとしたら、日本経済が拡大できなかった理由もよく分かる。 もちろん、今では「成長すればいいという訳ではない」という別の理屈も出てきている。 ESGやSDGsなどもその流れであるが「いたずらに成長を目標とせず、別な社会課題の解決を目標とする」のもよく分かる。 しかし、我々の状況は単に「成長しようと真剣に考えてなかった」ということなのだ。 「成長したらいいな」とは思っていた。その程度だ。 心の底から「何が何でも増やしてやる!」という意気込みではなかったのが正直なところだ。 それで何とかなっていた時代はもうとっくに終わった。 成長だけが目的ではないのだが、現状維持すら難しい状況なのは確かだ。 もう様々な過去のものを抜本的に見直す時期なのだと思う。 未来がどうなるかは想像できない部分も多いのだが、少なくとも現状維持はあり得ない。 過去の成功にしがみつくのは今すぐ止めるべきなのだ。 そういう意味で著者の提言は正しいと思う。 結局企業とは「人」で成り立っている。 どの経営者も同じことを言うが、本当の意味で人材活用を実践出来ている企業はどれだけあるのだろうか。 人事というのは本当に奥が深い。 特に「人事戦略」が経営で最も大事なポイントと言える。 どういう手法で、どういう手順で人を採用し、育てていくのか。 それらをどう配置させ、企業にとっても本人にとっても能力を有効に活用するのか。 そのためにも「人事制度はもういらない」なのだ。 「制度」の問題ではないのである。 限られたリソースを形骸化したMBOに振り向けてはいけない。 我々はもっと真剣に考える必要性に迫られているのだ。 今のままでは各企業の優秀な人材が沈没していってしまう。 タイムリミットは本当に残り少ないのである。 (2022/3/7)
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概念は理解できるが具体的なソリューションが明確になっておらず、制度企画担当としては期待を越えていない
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評価制度の問題について指摘した本であるが、まさにそのとおりだと思う。自分の経験からもやはり実績評価とピープルマネジメントを切り離さないといけないと思う。いまは本当に人を育成する観点で時間をさけていない。
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