「やさしさ」と「冷たさ」の心理 愛蔵版

加藤諦三(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所
• 発売年月日: 2016/10/01
• JAN: 9784569832067

商品レビュー

2023/10/09

自分を操作しようとする人、自分を都合の良い存在としてしか評価しない人、自分を条件付きでしか愛してくれない人に尽くすことで自己を抑圧してきたことが、いま自分の不安や自信の無さに繋がっている。
そんな人間達になぜ尽くす必要があるのか。もはや大人になった自立した自分には、自分を頼りに自分の思うままに生きて良いのだ。

そうした内容が繰り返し主張されている。
冗長だが、メッセージは一本でありそれを身に沁みさせるために何度も言われているのだとも思う。
主張に根拠があまりなく、フィーリング基準になっているところが気になったため星4つ。

2022/04/01

文体が少し堅めだけども、内容や文章は解りやすく読みやすかった。私は自分が自分の気持の中でどの位置にいるのか、また何故今のような気持ちになっているのかを客観的に知りたい為に本を探して読んでいるので、この本はとてもヒントになったと思うし、知りたいことも知れた気がしてとても役に立った。読んで良かったと思う。
タイトルより目次を見た方が内容が解りやすいとおもいます。

2021/07/31

1人で何かをしていても楽しいと言う事は、甘えの欲求がなくなったと言うことです。1人でも生きることが楽しめるようになって初めて大人になったと言うことです。1人でも生きることが楽しいと感じるようになって初めて他人との付き合いも楽しくなり他人と協力して何かをすることができるようになります。

褒められたら喜ぶことが自然な姿です。その人がその人であることによって裏に何も隠された意図もなく単純に凄いと褒められて生きてきた人は自分を褒められるに値すると感じることができる。したがって他人に褒められても照れたりうろたえることもなく何かやましさを感じることもない。