みつけてん

ジョン・クラッセン(著者), 長谷川義史(訳者)

• 販売会社／発売会社: クレヨンハウス
• 発売年月日: 2016/10/01
• JAN: 9784861013300

商品レビュー

2024/11/09

〝「ふたりで 帽子 みつけてん。いっしょに みつけてん。でも 帽子 ひとつやな。ぼくら ふたりやのになぁ」･･･ふたりはどうするのかな?･･･「ぼくなぁ 夢のなかで 帽子かぶってるねん。かっこええで。ほんでなぁ 隣に 君も いててな。いっしょに 帽子 かぶってるねんで。かっこええで」「ほんまかいな？」〟･･･『どこいったん』『ちがうねん』に続く、ジョン・クラッセンの「帽子」シリーズが完結❢ 長谷川義史さんの大阪弁の名訳が冴える絵本。

2024/06/13

帽子シリーズ，食うか食われるかシリーズと思っていたが，今回はコンフリクト問題。亀Aと亀Bがかっこいい帽子を見つける。AもBも欲しいが1つしかない。解決策として帽子を見つけなかったことにする。しかし，一度見つけてしまったものは心に大きなシミを残す。出し抜いて自分のものにしたい亀B，亀Aは心のシミがある故に夢を見る。その夢を聞いた亀Bは出し抜くことをやめる（その時は）。今回は帽子の所有者がいない。ここに所有者が出て来たら話はまた変わるかも。

2023/09/09

可愛い二人連れのカメさんたち、仲良しだから、一つしかない帽子の扱いに悩むのが微笑ましいです。相手が眠っている間に一人でかぶっちゃおうとする一匹、二つに増えた帽子を二人でかぶる夢を語るもう一匹。帽子ひとつでモメる要因を作らない叡智かもしれません。
ところでこの帽子、カメさんたちには大きすぎるし、かっこええのですか？　ほんまに？