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食堂つばめ(8) 思い出のたまご ハルキ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2016/11/14 |
JAN | 9784758440509 |
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食堂つばめ(8)
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
か、完結したあー! なんだか不思議な世界観らしく、不思議なオチがついた。 不思議ではないんやけど(?)、なんでもありみたいな。 気持ちのいいなんでもありみたいな。 読了感はすっごくよかったです。 長い期間をかけて読んでしまったので(途中数年開いてるので五年くらい…?)初期のころ...
か、完結したあー! なんだか不思議な世界観らしく、不思議なオチがついた。 不思議ではないんやけど(?)、なんでもありみたいな。 気持ちのいいなんでもありみたいな。 読了感はすっごくよかったです。 長い期間をかけて読んでしまったので(途中数年開いてるので五年くらい…?)初期のころの細かいところはちょっと忘れちゃったかも。申し訳ない。 もちろんそれでも十分楽しめるんやけど、最終巻を読んだときに、初めに秀晴くんが「街」にやってきたときのことを鮮明に覚えていたら(わたしが)もっとじんわりきたかもなあとも思う。^^ ところどころで砕ける文章が面白かったなあ。 この本の初版が2016年やから、ちょうどわたしが本読み生活に戻ったあたりかあ。 1巻もそのころに読んでるはず…。 でも、2016年にこの最終巻を読んでも、ここまでほっこりはせんかったかもしれん。 年齢を重ねるごとに、「そう思ったら物事はそう」という考え方が好きになってきてる。 白黒はっきりつけることが世の中には多すぎるから、つけなくてもいいことこそ大事にしたいねんな。 説明できない感情とか、感覚とか、そういったもので構成されてる。し、構成されたい。 仕事は、そんなことをいうわけにはいかんからね。笑 わたしも「街」に行って(帰ってきて)みたいなと思ったけれど、あとがきを読むと著者曰く、こういう「街」は自分で作るものなのだと。 なるほど確かにそうかも。 わたしも子供のころは、お風呂の湯舟に映る世界を見て「この向こうの世界は、」と、何度も想像したなあ。 そんなことをいつの間にわすれてたんやろ。笑。 わすれてたというより、わたしは二次創作へすっかりはまってしまったので、「街」はわたしの二次創作にある。 最近全然できてない(二次創作が)! ちょうどいま、書きたいネタがあるから、明日絶対書こう。 わたしも、わたしの「街」に、ふとした瞬間に訪れるのだ。 その感覚を忘れないようにしないと。^^ 秀晴の訪れる「街」は、著者にとっても気分転換になる大事な世界(のひとつ)のようで、その「街」について書いたものがこのシリーズ(でもあった)らしい。 わたしは著者の想像の世界に浸って、おいしそうだなとか悲しいなとかうれしいなとか、たくさんの感情を共有したわけで。 …ん? そう思うと、これはどこまでが「想像」なんやろ? 著者の「想像」は小説として「現実」になり、その「想像の現実」にわたしはまた想像をかきたてられている。わたしはわたしを著者の書く「街」へ何度もとばしている。 あれ? いま、わたしはどこの世界線におるんやろ? 笑 作中作でもないけれど、物語と現実の境界線を見失う瞬間が、本読みをしていて一番ぞくっとくる。 まさかこのシリーズで、そんな感覚をじわじわ感じるなんて、最初は思いもしてなかったなあ。 とても、楽しくて、せつなくて、「どこか見覚えのある」読了感でした。 読んでよかった。
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妻の出産の近付く秀晴と、生まれ変わる日の近付くノエの最終巻。幾ら食べても満腹にならないところや隙のある文章、ノエと混ざった赤ちゃんが話し出す展開等、微妙な違和感は最後まであったけれど、太らないことも含め食いしん坊の夢なところも確かにあった。二種類の玉子サンドやケーキのようなちらし...
妻の出産の近付く秀晴と、生まれ変わる日の近付くノエの最終巻。幾ら食べても満腹にならないところや隙のある文章、ノエと混ざった赤ちゃんが話し出す展開等、微妙な違和感は最後まであったけれど、太らないことも含め食いしん坊の夢なところも確かにあった。二種類の玉子サンドやケーキのようなちらし寿司が美味しそう。
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