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夜の庭師 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2016/11/11 |
JAN | 9784488539023 |
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夜の庭師
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19世紀アイルランドからイングランドに命からがら辿り着いた幼い姉弟が、サワー・ウッズと呼ばれ、誰も近寄らない森の中にあるお屋敷で雇ってもらえることになった。しかし、どうも様子がおかしな主人一家と屋敷の中にまで侵入した巨木。奇怪なことが起こる中、姉弟は屋敷と主人一家の秘密を探ってい...
19世紀アイルランドからイングランドに命からがら辿り着いた幼い姉弟が、サワー・ウッズと呼ばれ、誰も近寄らない森の中にあるお屋敷で雇ってもらえることになった。しかし、どうも様子がおかしな主人一家と屋敷の中にまで侵入した巨木。奇怪なことが起こる中、姉弟は屋敷と主人一家の秘密を探っていく。 中盤まではミステリーを読んでるように楽しく読み進めていたが、終盤に差し掛かるにつれ、姉弟愛と姉として、弟として胸に秘めた想い、そして登場人物それぞれの人間らしい欲望と葛藤にどこか共感しながら胸を打たれていった。 大事なものはいつだって本当はとってもシンプルなものだと思う。 切なくも勇気をもらえるゴーストストーリー。
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ゴースト系は全く読まなかったから、おそらくこれが初。 主人公の姉弟はアイルランドからイギリスへ渡る。(この背景にはジャガイモ飢饉があってね、船のチケットをとれた人はアメリカ等に行き、取れなかった人はまずイギリスへ向かったと、この前の予習で知った。)逃れてきたイギリスの屋敷で何と...
ゴースト系は全く読まなかったから、おそらくこれが初。 主人公の姉弟はアイルランドからイギリスへ渡る。(この背景にはジャガイモ飢饉があってね、船のチケットをとれた人はアメリカ等に行き、取れなかった人はまずイギリスへ向かったと、この前の予習で知った。)逃れてきたイギリスの屋敷で何とか仕事をするようになった2人。しかし奉公することになった家の人たちも何だかおかしいし、屋敷にも不穏な気配を感じる。やっぱりちょっと怖かった笑 p.338〜339の姉が今まで抱えてきたことを話したシーンはぐっときたな。 あと、「物語と嘘の違い」に対する考えも名言だった。 名言だった!(大事なことだから2回言う) 年の瀬にいい本に出会えて満足。 22日のミッションが終わるまで読書は棚上げだったけど、やっと思う存分読める!年末までに読みたい本があと6冊ある。現実的じゃない…
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ディズニー映画化が決まっているそうですが、いつでしょうね(2016年の初版の帯に記載)。 カナダ図書館協会児童図書賞・TDカナダ児童書賞受賞作。416頁なので、児童書としては長め。 ゴーストストーリーですが、ゴーストは子供たちの成長を描く道具立てとしては恐ろしすぎて、ハラハラド...
ディズニー映画化が決まっているそうですが、いつでしょうね(2016年の初版の帯に記載)。 カナダ図書館協会児童図書賞・TDカナダ児童書賞受賞作。416頁なので、児童書としては長め。 ゴーストストーリーですが、ゴーストは子供たちの成長を描く道具立てとしては恐ろしすぎて、ハラハラドキドキしましたが、ラストはいい終わり方でした。登場人物が少なく、キャラの個性がわかりやすくて読みやすいです。大人が読んでも楽しめる名作だと思います。 巻末の「著者ノート」に、最大のインスピレーションを与えてくれたのは、レイ・ブラッドベリ『何かが道をやってくる』を父が声を出して読んでくれて、心底震えあがって悪夢を見たと書いてありました(未読なので、この後に読んでみます)。この『夜の庭師』も、親に読んでもらったら同じような感想を持つ子供がいるかも知れないですね。 あとは、これ以上書くとネタバレになるので、ざっくりとしたあらすじだけ以下に。 海を越え、イングランドにやってきたアイルランドの姉弟。嵐で親と離ればなれになり、生きるために都会で仕事を探すも見つからず、ようやく見つけた仕事は田舎の屋敷での使用人。14歳の姉は、物語を語る才能があり、11歳の弟は生まれつき左足が不自由でしたが、庭仕事が得意でした。 その二人が手に入れた馬車で屋敷に向かう途中、道を訪ねた人々は口々に不吉なことを言ったあとに口をつぐみ、何も教えてくれません。そんな中、道中で出会った語り部の老婆が、噂話とともに道を教えてくれます。しかし、たどり着いたのは、不気味な巨木がめりこんだ古ぼけた屋敷。 そこに住んでいたのは、青白い顔をした夫婦と子供ふたりのウィンザー一家。この屋敷には恐ろしい秘密が隠されており、次第にふたりは翻弄されていきます… ※読むに当たって、アイルランドの「ジャガイモ飢饉」について調べておくと物語に入りやすいかもしれません。
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