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冬天の昴 弥勒シリーズ 長編時代小説 光文社文庫
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冬天の昴 弥勒シリーズ 長編時代小説 光文社文庫

あさのあつこ(著者)

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冬天の昴 弥勒シリーズ 長編時代小説 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2016/11/09
JAN 9784334773755

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商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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2023/11/01

信次郎と遠野屋、じゃれあってて突然シャーッってなる猫のよう。 伊佐治、キレる。そりゃそうだ。笑。 しっつこーーーい心理描写がちょっとだけ、ほんのちょびっとだけだが減って、ちゃんとミステリーになっている。

Posted by ブクログ

2023/06/29

前作で見せ場が殆どなかった木暮信次郎を中心に物語が進む。清之助の過去は重く感じるが、信次郎が登場すると軽快さが増すように感じてしまう。 始まりは前作で登場した品川の旅籠の女将、お仙。この時は38歳だが、10年前に一大事が起こっている、お仙も過去を持っていた。それと同じことが信次...

前作で見せ場が殆どなかった木暮信次郎を中心に物語が進む。清之助の過去は重く感じるが、信次郎が登場すると軽快さが増すように感じてしまう。 始まりは前作で登場した品川の旅籠の女将、お仙。この時は38歳だが、10年前に一大事が起こっている、お仙も過去を持っていた。それと同じことが信次郎の周りで起きた。 これまで以上にミステリーの要素が大きいと感じる。単純な動機ではなく、少し複雑に入り繰ったところに信次郎の推理が冴える。 人の気持ちや描写の仕方が美しく奏でられる文体は、あさのあつこさんの特有のものだ。表現に豊かさを感じる。起こった事件の壮絶さを、登場人物の描き方や表現力で、柔らかくしているために、軽快さがあり、心温かくしてくれる。 ミステリーの構成としては併せで、並行して描かれた場面を最後に併せる手法は、今回も顕在だ。

Posted by ブクログ

2023/06/11

75 一歩を詰めねば見たいものは見えぬ気がいたします。 280 身体ならば腐りはてれば土にも還ろうが、心となれば腐りに腐り、ただどこまでも腐っていく。 人間は一度でも道を踏み外すと、どこまでも落ちてゆくものだということを再認識した。 自分の保身のためならなんでもできてしまうと...

75 一歩を詰めねば見たいものは見えぬ気がいたします。 280 身体ならば腐りはてれば土にも還ろうが、心となれば腐りに腐り、ただどこまでも腐っていく。 人間は一度でも道を踏み外すと、どこまでも落ちてゆくものだということを再認識した。 自分の保身のためならなんでもできてしまうところが怖かった。

Posted by ブクログ

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