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その雪と血を ハヤカワ・ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784150019129 |
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その雪と血を
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商品レビュー
4.3
27件のお客様レビュー
表紙が印象的な一冊。海外ミステリーは苦手でしたが本書は一気読みでした。 ザ・ハードボイルド。短い文章でさらっとした言い回しがたくさんあり、まるで詩のようです。 例えば 〈いい話というやつは、ありえないほどいい話だと、悪い話になることもある。〉 キザな感じが好き嫌い分かれるかもし...
表紙が印象的な一冊。海外ミステリーは苦手でしたが本書は一気読みでした。 ザ・ハードボイルド。短い文章でさらっとした言い回しがたくさんあり、まるで詩のようです。 例えば 〈いい話というやつは、ありえないほどいい話だと、悪い話になることもある。〉 キザな感じが好き嫌い分かれるかもしれませんが…。個人的には好きなほうです。 人は誰しも自分の〈物語〉を生きている。起こった事実は同じでもそこにどんな意味を持たせるかで物語は全く変わってくる。 そんなことを思い出させてくれる良書でした。 * * 物語とは直接関係ありませんが、主人公の『レ・ミゼラブル』への考察は何かはっとさせられるものがあります。 曰く、《ジャンバルジャンは本当にパンを盗んだだけだったのか?ー》 確かに…。今度読み返してみようかな。
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- ネタバレ
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ハリー・ホーレ刑事シリーズと同じ作者だったので。 主人公は殺し屋だが、おとぎ話のような、夢の中の物語のような。 殺し屋というか、自己申告の通り「始末屋」といった方が適格だ。 綿密な計画も知ら調べもなく、とりあえず殺す。 冒頭の始末屋以外ができない理由を説明する箇所が印象的だった。 目立たないように車を運転できないので逃走車の運転ができない、 銃口を向けた相手が精神に問題を抱えてしまうので強盗はできない、 意志薄弱だからヤク売人になれない、 女に惚れっぽいのでポン引きにもなれない。 ボーイフレンドの借金のかたになりかけた女性にも惚れた。 ボスに自分の妻を殺せと命じられたが、 見張っているうちに惚れてしまい、浮気相手の男を殺してしまう。 だが、その男はボスの息子だったため、 当然ボスに命を狙われて妻と一緒に隠れることに。 ボスの敵と交渉し、 棺に隠れて地下聖堂でボスを返り討ちにしようとしたのはさすが。 彼が最後に見た幻は美しかった。 暴力と犯罪と破滅の小説をパルプ・ノワールというらしい。
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1977年のクリスマス前後のプロの殺し屋の物語。殺しが職業なので、殺す相手は人間じゃないみたいだ。人間の形さえしていない黒っぽい物体っていう感じがした。文章から浮かぶ景色で色がついてるのは主人公と主人公が愛したのかもと思った二人の女だけに感じた。映像にしたらおもしろいんじゃないか...
1977年のクリスマス前後のプロの殺し屋の物語。殺しが職業なので、殺す相手は人間じゃないみたいだ。人間の形さえしていない黒っぽい物体っていう感じがした。文章から浮かぶ景色で色がついてるのは主人公と主人公が愛したのかもと思った二人の女だけに感じた。映像にしたらおもしろいんじゃないか、と読みながら思った。ばちばち殺しがあって、あまり好みではないドンパチ映画みたいな感じもするのだが、なんだろう、行間の空気に惹かれてしまう。舞台がノルウェーなので寒気を感じるからか。 主人公の男は20代か、痩せている気がする。ウィキで著者のジョー・ネスボを調べたら顔がでてきたが、その顔がこの本の主人公オーラブにぴったり。強盗が逃げる車を運転する主人公の「ドライブ」の世界にちょっと似てるかもと思った。 ノルウェー領、人が住む最北の島スピッツベルゲン島が出てくるのはさすが。 早川ミステリハンドブック2015 「もはや大ジャンル北欧ミステリ」 選ばれてるのは「コマドリの賭け」 2015発表 ノルウェー 2016.10.15発行 図書館
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