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その雪と血を ハヤカワ・ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784150019129 |
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その雪と血を
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その雪と血を
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商品レビュー
4.3
28件のお客様レビュー
ミステリー小説風ヒューマンドラマというか、主人公の孤独や苦悩が雪の風景とともに描かれている。桜田門外ノ変をドラマの映像で見たせいか、雪と血の描写は妙に印象に残る。
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表紙が印象的な一冊。海外ミステリーは苦手でしたが本書は一気読みでした。 ザ・ハードボイルド。短い文章でさらっとした言い回しがたくさんあり、まるで詩のようです。 例えば 〈いい話というやつは、ありえないほどいい話だと、悪い話になることもある。〉 キザな感じが好き嫌い分かれるかもし...
表紙が印象的な一冊。海外ミステリーは苦手でしたが本書は一気読みでした。 ザ・ハードボイルド。短い文章でさらっとした言い回しがたくさんあり、まるで詩のようです。 例えば 〈いい話というやつは、ありえないほどいい話だと、悪い話になることもある。〉 キザな感じが好き嫌い分かれるかもしれませんが…。個人的には好きなほうです。 人は誰しも自分の〈物語〉を生きている。起こった事実は同じでもそこにどんな意味を持たせるかで物語は全く変わってくる。 そんなことを思い出させてくれる良書でした。 * * 物語とは直接関係ありませんが、主人公の『レ・ミゼラブル』への考察は何かはっとさせられるものがあります。 曰く、《ジャンバルジャンは本当にパンを盗んだだけだったのか?ー》 確かに…。今度読み返してみようかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ハリー・ホーレ刑事シリーズと同じ作者だったので。 主人公は殺し屋だが、おとぎ話のような、夢の中の物語のような。 殺し屋というか、自己申告の通り「始末屋」といった方が適格だ。 綿密な計画も知ら調べもなく、とりあえず殺す。 冒頭の始末屋以外ができない理由を説明する箇所が印象的だった。 目立たないように車を運転できないので逃走車の運転ができない、 銃口を向けた相手が精神に問題を抱えてしまうので強盗はできない、 意志薄弱だからヤク売人になれない、 女に惚れっぽいのでポン引きにもなれない。 ボーイフレンドの借金のかたになりかけた女性にも惚れた。 ボスに自分の妻を殺せと命じられたが、 見張っているうちに惚れてしまい、浮気相手の男を殺してしまう。 だが、その男はボスの息子だったため、 当然ボスに命を狙われて妻と一緒に隠れることに。 ボスの敵と交渉し、 棺に隠れて地下聖堂でボスを返り討ちにしようとしたのはさすが。 彼が最後に見た幻は美しかった。 暴力と犯罪と破滅の小説をパルプ・ノワールというらしい。
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