マインドフルネス&スキーマ療法(BOOK1) ケアする人も楽になる

伊藤絵美(著者)

• 販売会社／発売会社: 医学書院
• 発売年月日: 2016/09/01
• JAN: 9784260028400

商品レビュー

2024/10/25

マインドフルネスとスキーマ両方を簡単に解説し、事例を通してどのように関わるのかを解説している。

2冊だてになっており、この本は前編。気持ちが落ち込んだ時でも読みやすく、わかりやすい。

「本当の自分がわかる心理学」という本からスキーマ療法を知りスキーマ療法とは何かを知りたくてわかりやすそうな本の一つとして読んだ。

内容は事例を通してマインドフルネスを丁寧に取り入れており著者のようなセラピーを受け入れられたら幸せだなぁなんて思ってしまった。
しかし、いろいろな意味で無理なので自分お取り入れられそうなものは取り入れようと思う。

知りたかったスキーマ療法はBook2からなのだが、根本的治療法なためかなり注意が必要かもと思ってしまった。（間違っているかもしれないが）
時間をかけながらでも、まずはマインドフルをしてからなのかなぁ。

これらの本は、私の生きづらさは自分だけのせいではないということを教えてくれる。
子供の頃はその環境の中で必死に生きるしななかった。そこから抜け出そうだなんて考えず親の望むことをするしかないと思いながら。大人になってもそれはおかしいと思いつつどうしても修正できない。そしてそれが一般的におかしいことなのに否定されるのもなぜか怖い。この矛盾した気持ち。
いつかありのままの自分を受け入れれるる時が来るのだろうか。

マインドフルとスキーマ療法とは何か、簡単に内容を知りたい方にお勧めします。

2023/10/03

結構良かった。
認知行動療法は、自分の感情に気づけていない人、抑えこんでしまっている人（そのことにも気づいていない人）には難しいなと思っていた。
自動思考の源泉が偏っていると、出てくる自動思考が全て大変なものになってしまうから、やってもやっても意味がないなと。
その頃スキーマの考え方を少し目にして気になっていたので今回読んでみる。
伊藤絵美さんが本当にこれでもかと寄り添っているので、ここまで寄り添ってもらえたらクライエントの人も長い年月をかけ自分の感情に気づいたり、スキーマを変えていけるのかもなと思った。（ケアする側はそこまでお母さん役にならなくちゃ逆にいけないのかと思うと、それはそれで大変だけれど）

同じ経験をしていても、人によってとらえ方、ストレスの受け方が違うのは何でだろうと思っていたので、スキーマの考え方はストンと納得。

自分はどうしてこういう状況の時怒りとかストレスを感じるんだろうと思っている人。それが生きづらいなとか、変えてみたいなと思っている場合には、ぜひBOOK2まで読みながらワークしてみると少しはスッキリするかもしれない。

自分の経験と記憶の積み重ねによって、自分が生き抜くための、自分を守るための考え方の根っこが作られているんだと思う。その頃はそうやって考えることで自分を守っていたものも、今は逆にしんどいこともある。今の自分でその頃を振り返って、生きづらいスキーマを、新しいスキーマに変えてみようか、っていう本。
自分の中で、小さかった子どもの自分と、ヘルシーな大人の自分をイメージして客観視できる人にはお勧め。

かわいいイラストで軽い感じで書いてくれているので、マミコさんの内容は1つの物語として大変だけれども、読みやすいと思います。

ただ、自分の過去に向き合うことは大変だし、しんどいから、キツイ場合は1人でやらず心理士（師）と行った方がよい。
蓋をしたままの方が良い場合もあるので、そこも含めて、どうしたら良いかを一緒に考えてくれるのが心理士（師）なんだと思う。

2023/01/13

おもしろい。
見様見真似でやってみるのは危ういが、まずは自分ごととして心がけてみたい。
レーズン・エクササイズから、嫌悪刺激トレーニング、そして、うんこのワーク。いずれもやってみようと思う。
下巻が楽しみ。