あなたのいない記憶

辻堂ゆめ(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2016/10/22
• JAN: 9784800262370

商品レビュー

2025/10/03

大学に入学した優希は、2個上の知り合い、淳之介に再会する。

話していくうちに、幼少期に絵画クラブの講師の息子の「タケシ」という人物に関する記憶がお互い、すごく食い違っていることに疑問をもつ。

優希は、実際持っている自費出版の絵本のモデルになった、チェスを極めた人、淳之介は、バレー選手で直接練習動画つき手紙をくれた人。

2人は、同じ絵画クラブに所属していてタケシを知っている、京香に接触する。
京香は、タケシのいまの姿を知っており、「6年間引きこもり＆ニート生活」だと伝える。

なぜ、そのような食い違いがおこるのか、その原因を調べる物語だった。

タケシに関する記憶が、それぞれバラバラすぎて混乱しかけたこと、また、自分にとって面白くなく、途中で飽きたため、読むのをやめた。

2025/09/29

学校など同じ時に同じ場所で過ごした人とでも、記憶に残る内容が異なるのは実生活で経験し驚いたことがある。
その記憶が意図的に作られたとしたら…。

そして深い愛と悲しみを見つけた。
終盤に明らかになった事実は想像を超えていた。
途中でやめられず一気に読んだ。

2025/07/21

何故タケシが記憶をすり替えるようなことをしたのか、その理由が分かった時は感動した。

今まで信じていた事が、嘘の記憶だと知ったら、何も信じられなくなりそう。

彼氏がいながらいつまでも、幼馴染を気にしてる京香のことを好きになれなかった。