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本物のおとな論 人生を豊かにする作法
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本物のおとな論 人生を豊かにする作法

外山滋比古(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 海竜社
発売年月日 2016/09/01
JAN 9784759314809

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本物のおとな論

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商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2024/07/28

昔の価値観だけれど、今に通じるものもあるなと思った。相手があって、自分があることを頭に置いて、言葉を慎むのが大人だという。"先生と言われるほどの馬鹿でなし"という、ことわざのところが興味深くて面白かった。

Posted by ブクログ

2023/06/30

かなり古い考え方の内容で、色々な意味で衝撃でした。中には納得できる話もありましたが、全体的に時代に合っていない気がしてしまいました。それは私が『大人』ではないからなのか、それともこの本が現在の価値観と合っていないのか。どちらなのかは判断のしようがありませんでした。あまりにも価値観...

かなり古い考え方の内容で、色々な意味で衝撃でした。中には納得できる話もありましたが、全体的に時代に合っていない気がしてしまいました。それは私が『大人』ではないからなのか、それともこの本が現在の価値観と合っていないのか。どちらなのかは判断のしようがありませんでした。あまりにも価値観が合わないので読むのに疲れていましたが、最後の章は面白かったです。 専門知識を持った人間、所謂先生と呼ばれるような人たちはある意味馬鹿になってしまう、というもの。 専門知識が自分を賢いと勘違いさせる。せまい分野に精通すると、天下を取ったように勘違いするかもしれないが、専門の外側のことはまるで分からない。それを分からずにどこでも偉そうな態度をしてしまい、馬鹿を露呈してしまう。らしいです。 馬鹿という言葉があまりにも幼稚なので、好きではありませんが少し納得しました。 どんな仕事でもある程度専門性が必要になると思います。その特定の専門分野に精通している人間が仕事の上ではすごい!となるわけですが、それがその人の賢さを表している訳ではない。しかし、今の社会では、知識がある=賢い・偉いとなっている側面がある。それが知識に執着する要因にもなるわけですが、知識ばかりを追い求めると、すごく狭い世界で生きてしまうことになるんだなと感じました。

Posted by ブクログ

2022/12/12

大人たる、やはり、難し 大きな子供に対する、大人を論じる書 気になる点は以下です。 ・歩き方はなかなかデリケートなところなところをあらわす。長のつく地位にある人たちは、たいていそれらしい歩き方をする。賢人は、歩き方をつつしまないといけないだろうが、そんなことにこだわるのは変...

大人たる、やはり、難し 大きな子供に対する、大人を論じる書 気になる点は以下です。 ・歩き方はなかなかデリケートなところなところをあらわす。長のつく地位にある人たちは、たいていそれらしい歩き方をする。賢人は、歩き方をつつしまないといけないだろうが、そんなことにこだわるのは変人かもしれない。 ・歩行は、その人の人間の生き方にもかかわる。その人の、ものの考え方にもかかわりがあるように思われる。散歩によって、にぶい頭脳のはたらきをよくすることも可能であるように考えられる。 ・自分の頭で考え、自分の生活で試行錯誤の末に到達するところに、その人間のスタイルがある。友もなく孤立、いちいち自己の判断によって生きる。そういうところから、スタイルが生まれる。 ・わかり切っていることを言うのは蛇足である。 ・低い声の方が説得力がある ・立て板に水のしゃべり方は、多くは知性の欠如による。考えないでしゃべるから、スラスラ話せる。考え考え放せば、大平(元首相)式になるのである。 ・日本人もゆっくり話すのは知能が低いように錯覚した。 ・大人は早口でしゃべらない。よけいな声は出さない。しずかに、笑っている。 ・ダメだとはっきりいうのは幼いことばである。むずかしいと思いますが、考えてみましょう、というのは相手を思ってのやさしさである。 ・やわらかい、やさしくて、なんとなく味のあることばは、長い伝統をももっていて、あえて、アイマイなのである。 ・アイマイに平和なことばである。論理は攻撃的である。洗練された言語は必然的に婉曲で多義的になる。 ・親しい友人同士が、電話やケイタイでケンカするというのも、間にキカイが介在すると、ことばがむき出しになりやすいからである。顔が見えない分、遠慮がなくなる。 ・むき出しの本音を言い合えばケンカになるにきまっている。それを避けるには、修辞学、レトリックが不可欠である。文法は知っていても、レトリックを知らなければ、野人である。 ・敬語は、尊敬しているから使うのではない。ことばのたしなみである。 ・ことばが長くなれば、それだけていねいになるのは、いわば国際的センスである。 ・今の学校教育はヨーロッパの模倣である。人間を育てるには、知識教育だけでは不十分であるということを考えていない。 ・イギリスの哲人、トーマス・カーライルは、「経験は最良の教師なり」と言った。さらに、「ただし、月謝がひどく高い」と付け加えたのである。つまり、失敗、不幸、難苦などの経験が、人間を育てる最大の力であるというのである。 ・大人になると、バカ正直でもウソというよりもよいというワカラズ屋がふえて、ややこしくなる。大人のくせに、ひとのことを考えるゆとりがないのを美徳と誤解する野暮天が偉そうな顔をする。 ・「応援しています」と言えるのは名医である。たわいない病人は、先生の、応援しています。という言葉に、どれほど力づけられ、励まされるかしれない。 ・権威をもっているもの、エリートであると自覚するものは、いつまでも幼稚な自己中心的な考えをすてることができない。 ・先生と言われるほどの人で、思わぬ幼さが露呈するということが、なぜおこるのか。人間の不思議なところである。どうも専門知識のせいである。せまい分野に精通すると、天下を取ったように勘違いするかもしれないが、専門の外側のことはまるでわからないのである。 ・知識が多すぎると、人間、どうしても、賢くはなれない。 ・モノ真似でなく、自力で生きる生活力があれば、知識と技術のかたまりのような機械にやられっぱなしということはないはずである。 ・生活は、たとえて言えば、実験のようなものである。やってみなくてはわからない。うまくいくとも限らない。失敗がつきもの。試行錯誤である。 ・自分の頭で、実験し試行錯誤の苦労を恐れないのがA級人間である。 ・模倣は易く、失敗は難し。知識は安く、生活が貴重。B級の優等生よりA級の劣等生の方が、すぐれているのである。 ・喜怒哀楽を正直に面に出すのは未熟なのである。ケンカよりダマした方がいい、という危険なことも考える。ポーカー・フェース、何を考えているのか、わからないのがりっぱな大人なのである。 目次 はじめに 1 大人の生活 2 大人の会話 3 大人の作法 4 大人の育成 5 大人の愛情 6 大人の苦労 7 大人の知性

Posted by ブクログ

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