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近代史における国家理性の理念(Ⅰ) 中公クラシックス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2016/09/01 |
| JAN | 9784121601674 |
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近代史における国家理性の理念(Ⅰ)
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近代史における国家理性の理念(Ⅰ)
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政治とは高潔な理念と志に基づくはずのものでありながら、生臭い権力闘争と不可分であるのみならず、物理的暴力という最後の手段と常に隣り合わせの矛盾に満ちた営為である。政治と倫理の相克を論じたものとしてはウェーバーの『職業としての政治』があまりに有名だが、ウェーバーが政治と倫理(=心情...
政治とは高潔な理念と志に基づくはずのものでありながら、生臭い権力闘争と不可分であるのみならず、物理的暴力という最後の手段と常に隣り合わせの矛盾に満ちた営為である。政治と倫理の相克を論じたものとしてはウェーバーの『職業としての政治』があまりに有名だが、ウェーバーが政治と倫理(=心情倫理)を峻別し、政治はあくまで結果(=責任倫理)によるべきであると明快なのに対し、マイネッケは両者の矛盾をどこまでも見据えながら、行きつ戻りつ粘り強いという他ない思索を重ねた挙句、ウェーバーのような直截な答を出さずに本書を閉じる。歯切れが悪いと言えばその通りだが、この矛盾を矛盾として引き受け二元論に耐え抜くことこそ、「悪魔と契約」せざるを得ない政治が「悪魔」そのものと化すことを防ぐぎりぎりの方法であるというのがマイネッケの真意だろう。国家の安全と繁栄という崇高な「目的」に対して「手段」を選ばないのが「国家理性」であり、そのこと自体は是認されるべきだが、それが無際限に追求されればいずれ破滅に至るという自覚がなければならない。つまりは「国家理性」の自己抑制が本書の暫定的な結論だ。本書が書かれたのは1924年だが、第一次世界大戦という未曾有の破壊を踏まえていることは言うまでもない。だが本書も二度目の大戦を防ぐことはできなかった。その苦悩と反省の上に『 ドイツの悲劇 (中公文庫) 』が書かれることになる。
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