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人工知能が金融を支配する日
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2016/09/01 |
JAN | 9784492581087 |
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
アメリカ株式市場におけるアルゴリズムのシェアは2012年段階で85% 10億分の1秒単位でのトレード 2010年を5月6日午後2時32分 フラッシュ・クラッシュ、30分の間に歴史的な暴落と回復。 引き金は取引ロボによる巨額売りと、それに追従した多数の超高速ロボトレーダー ...
アメリカ株式市場におけるアルゴリズムのシェアは2012年段階で85% 10億分の1秒単位でのトレード 2010年を5月6日午後2時32分 フラッシュ・クラッシュ、30分の間に歴史的な暴落と回復。 引き金は取引ロボによる巨額売りと、それに追従した多数の超高速ロボトレーダー 注文から執行までのタイムラグを利用して、先回りして安く買ってしまう。 チャート読み、板読み、イベント読み ロボトレード運用会社パーチェ、1238日の取引のうち、損失が出たのは1日だけ リーマンショックをきっかけに、電子化が進み、証券会社の信用低下。 人工知能の歴史 チューリングによるエニグマ解読。ノイマン式コンピューター ダートマス会議 探索木→エキスパートシステム→現代の機械学習 データ関連アルゴリズムが明らかにした「オムツとビール」同時に買われることが多い。 赤ちゃんのいる家庭では、父親がオムツを買いに行かされやすく、同時にビールを買いやすい 金融の下層業、事務や保険営業はすぐに代替される。信用リスク分析もAIの仕事。 保険における価格決定の仕事も同じ。 日本の銀行の護送船団方式、横並びと縦割り、上位下達。イノベーションに乏しい、無駄な競争 保険会社は儲かる。 今の日本の金融業は、精神力のない旧日本軍 数理・統計的な知見の圧倒的欠如 トレーダーが機械だらけになった場合、そのトレンドを作るのも機械。 金融の仕事は単純明快、単一の尺度しかない。別に共通のサービスで良い。全く差別化できない分野。 勝ち負けでは勝てない。価値観に基づく資金運用が人間の仕事。
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ヘッジファンド業界で人工知能を使いこなすファンドが優勢になっている。従来の経験と勘に頼るカリスマ投資家の時代は終わりを告げようとしている。 人工知能は急速な進歩を遂げつつあり、チェスは10の120乗、将棋は10の220乗、囲碁は10の360乗のパターン数があるが、人工知能は次々と...
ヘッジファンド業界で人工知能を使いこなすファンドが優勢になっている。従来の経験と勘に頼るカリスマ投資家の時代は終わりを告げようとしている。 人工知能は急速な進歩を遂げつつあり、チェスは10の120乗、将棋は10の220乗、囲碁は10の360乗のパターン数があるが、人工知能は次々と人類を打ち破っている。 また、人工知能やビッグデータの分析技術の進歩により702の職種のうち47%が90%以上の確率でロボット化の可能性があるという。 ニューラルネットワークによる機械学習の特徴は、なぜ人工知能がそのような結果をアウトプットするのかわからないという。つまり、それを作った製作者でさえ、その理由がわからないのだ。 日本はアシモやペッパーのようなヒト型ロボットには強いが、目に見えないロボットには関心がなく遅れている。これから金融業界で必要とされるのは目に見えないロボットであり、日本はこのままでは世界に取り残されてしまうだろう。
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櫻井豊『人工知能が金融を支配する日』(東洋経済新報社、2016年)は人工知能が金融業界で利用される未来を論じる書籍である。株式などの金融商品を売買するトレーダーは人工知能に取って代わる未来が現実化しつつある。さらに多くの仕事が人工知能の対象になると予測されている。 本書はタイトル...
櫻井豊『人工知能が金融を支配する日』(東洋経済新報社、2016年)は人工知能が金融業界で利用される未来を論じる書籍である。株式などの金融商品を売買するトレーダーは人工知能に取って代わる未来が現実化しつつある。さらに多くの仕事が人工知能の対象になると予測されている。 本書はタイトルからして「人工知能が金融を支配」であり、このことに悲観的なイメージを持ってしまうが、人脈コネが物を言った社会からの解放というプラス面がある。人工知能トレーダーの登場も金融取引が人間のブローカーを通じてではなく、電子取引で行われるようになったためである。ブローカーを介するとブローカーの不正問題を考えなければならなくなる。それよりは電子の方がまだ消費者にとって正直なのではないか。 好むと好まざるとにかかわらず、人工知能の発達と普及は現実である。ところが、日本社会は遅れている。日本では経験と勘に頼りがちである。また、旧大蔵省の旗振りの護送船団方式によって、横並びの行動に慣れてしまい、イノベーションを起こせなくなっている。ロボットや人工知能を人間的に考えるところが日本の強みと考えられていたが、それが弱みになっている。 本書は悲観的な将来予想として、人工知能技術が一握りの人や企業に独占されることとする。この懸念は既に多くの指摘がある。人工知能だけでなく、GAFAのような巨大IT企業への批判として存在する。しかし、古代から現代に至るまで市民の人権を侵害する最大の主体は国家であった。巨大ファンドやIT企業の登場は、国家を相対化するという面がある。巨大ファンドやIT企業への批判は、権力を独占していた国家の側の既得権擁護の側面があり、消費者がそれに乗せられないようにしたい。 別の未来予測として優れた技術が広く共有化されるケースがあるとする。そこでは個々の金融機関による競争の意味が薄れ、公共的なサービスという側面が強くなるとする。しかし、キャピタルゲインの投資は儲かる人と損する人の出るゲームであり、勝ち負けが存在する。新たなアルゴリズムの開発などイノベーションも存在する。競争はなくならないのではないか。
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