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図説エジプトの「死者の書」 新装版 ふくろうの本
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図説エジプトの「死者の書」 新装版 ふくろうの本

村治笙子(著者), 片岸直美(著者), 仁田三夫

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図説エジプトの「死者の書」 新装版 ふくろうの本

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2016/08/01
JAN 9784309762449

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2022/10/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

古代エジプトの葬祭文書、通称「死者の書」を紹介する書。故人の来世での復活・冥福を祈願し様々な呪文が納められた同文書群を、多数の図版や写真と共に解説する。 本書は、その名の通り古代エジプト時代の文書として知られる「死者の書」を概観・紹介するものである。正式な名を『日の下に現れ出るための呪文』とするこの文書群は、故人の遺体や霊魂が様々な脅威から守られるよう、そして彼が来世で復活し安息を得るよう唱えられた葬送呪文の集成である。そこには、古代エジプトの宗教観に基づく死生観・霊魂観がはっきりとした形で表れている。人間存在を構成し死後も作用するバーとカー、太陽に仮託される再生・復活への信仰、畏るべき冥界の王オシリスが主宰する死後の審判――。本書では「死者の書」の主要な呪文をピックアップしてその概略を解説すると共に、その挿絵や「死者の書」に基づく護符、墓室の壁画などの写真を多数掲載している。「ふくろうの本」シリーズの例に漏れず本書も平易かつ目に分かりやすい形で「死者の書」に触れられる一冊となっており、古代エジプトの死後の世界とそれを取り巻く人々の営みを一望できる書と言えるだろう。 個人的に興味深かったのは、人間の霊魂が死後辿り着くという神々の領域についての呪文(呪文149・150)である。そこでは、神々の住まう天上の世界は幾何学的な図像と謎めいた言葉とで表される。呪文の内容からその詳細を窺い知れる僅かなものを除いて、今日では多くが意味不明なものとなったそれらの世界像は一体何を示しているのか? ゆくゆくは概説に留まらず本文を直接見てみたいと感じさせられた。

Posted by ブクログ

2021/11/20

図書館で見つけて借りてみました。 主に写真、コラム、気になった解説を中心に読了。 さすがに読めるようにはなりませんが、書いてある内容や歴史背景を含めて解説されており、なかなかに濃い内容だと思いました。 写真や図が多いので、そういう意味でも楽しめる本かと。

Posted by ブクログ

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