- 中古
- 書籍
- 新書
文楽の男 初世吉田玉男の世界 淡交新書
定価 ¥1,430
550円 定価より880円(61%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 淡交社 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784473041173 |
- 書籍
- 新書
文楽の男
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
文楽の男
¥550
在庫なし
商品レビュー
4
1件のお客様レビュー
人形浄瑠璃の人間国宝であった人形遣いの吉田玉男(初世)が、自身が演じた男役についてインタビューに答える。それを通じて玉男本人の人柄も描き出そうという一冊。 自伝や芸談をまとめることを断ってきたが、山川静夫さんからの、たってのお申し出なので「お受けした次第」という、底本の発行が20...
人形浄瑠璃の人間国宝であった人形遣いの吉田玉男(初世)が、自身が演じた男役についてインタビューに答える。それを通じて玉男本人の人柄も描き出そうという一冊。 自伝や芸談をまとめることを断ってきたが、山川静夫さんからの、たってのお申し出なので「お受けした次第」という、底本の発行が2002年の本。 口下手だから人形遣いの道を選んだという逸話は、やっぱり感がすごい。人形を生き生きと見せるという意識かどうかは知らないが、顔を出して演じる「出遣い」でも、まるで黒衣のような雰囲気を醸し出していた人でしたね(ちらっと見たことがあるだけだが)。 伸びる弟子について聞かれて 「積極的というか。若い子供の時分から、介錯とかいろいろ仕事があるんやけど、ところが、怒られることも多い。それでも一回や二回怒られてもかまへん、と思ってるヤツと、そういう危険は避ける奴がいてね。『虎穴に入らずんば虎子を得ず』と一緒で、怒られるんやったら早いうちに怒られといたほうがいい。危険を避けていると、『なんやお前、三年もたっているのにまだそんなことでけへんのか』となる。引っ込み思案して危険を避けているのは、こっちも経験してきているから百も承知や。『ああ、あいつ善五郎しておるな』て。善五郎というのはさぼるヤツのこと。ことばの由来はどこからきてんのかな? 手を抜いているとあかんな。怒られるのは年齢(とし)のひとつでも若い時にやっておいたほうがエエ。」 内容もだけど、「善五郎」が気になる。
Posted by