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殺人出産 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/08/10 |
JAN | 9784062934770 |
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殺人出産
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商品レビュー
3.7
455件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
10人産むと1人殺せる世界の「殺人出産」。 この物語を読み、5人救える代わりに1人の犠牲が出る「トロッコ問題」を思い出しました。この「トロッコ問題」は、宗教的な観点から母体が危険な場合でも妊娠中絶は行ってはいけないという決まりの是非を問うために思考実験として出されたそうです。(もしかしたら「殺人出産」のベースになっている?) 「トロッコ問題」と「殺人出産」の決定的な違いは明確な殺意があることです。それによりこの物語では完全な功利主義が成り立つ世界だということが分かります。つまり「多数の生命が産まれるなら少数の犠牲は仕方がない」という個人を無視した考えが当たり前の世界です。この世界の住民もそのことを受け入れていることから裏付けられます。この制度に賛成の人も反対の人もいると思いますが、正解はありません。個人が尊重される現在だからこそこの本は読むべきだと感じました。
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皆が揺らぐことは無いだろうと考える命や愛に関しての価値は、普遍的なものではなく、非常に暫定的なものだ。海を渡ったどこかの国では安楽死を選択できたり、また違う国では息をするように人々が命を奪い合っている。 どこか遠い星の話のような本書の世界もいつかフィクションと呼べなくなる日が来る...
皆が揺らぐことは無いだろうと考える命や愛に関しての価値は、普遍的なものではなく、非常に暫定的なものだ。海を渡ったどこかの国では安楽死を選択できたり、また違う国では息をするように人々が命を奪い合っている。 どこか遠い星の話のような本書の世界もいつかフィクションと呼べなくなる日が来るかもしれない。 世界の命の話を知りたいと思った。知るべきだと思った。
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村田ワールド全開だけど、この少し前に読んだ『地球星人』よりはグロさはなく一気に読了。 彼女なりの少子化対策の提言みたいにも感じました。特に『清潔な結婚』には結婚が抱える矛盾点がたくさん挙げてあって、同感できることもあり。でも一方ではそんな合理的に家族を作れるほど、人間の感情って簡...
村田ワールド全開だけど、この少し前に読んだ『地球星人』よりはグロさはなく一気に読了。 彼女なりの少子化対策の提言みたいにも感じました。特に『清潔な結婚』には結婚が抱える矛盾点がたくさん挙げてあって、同感できることもあり。でも一方ではそんな合理的に家族を作れるほど、人間の感情って簡単じゃないし、結局答えなんてないんだろうな。
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