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帝都東京を中国革命で歩く
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帝都東京を中国革命で歩く

譚ロ美(著者)

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帝都東京を中国革命で歩く

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2016/08/01
JAN 9784560092507

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商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2024/05/07

日清、日露の戦争後、アジア随一の文明国となった日本に憧れた中国の知識階級の若者が、辛亥革命前後の明治〜大正初めにかけて我が国に大勢留学していた。 有名どころでは魯迅、周恩来、蒋介石、孫文など。 他にも中華民国や共産党の設立に携わった有為の人々も多かった。 本書は特に縁が深かっ...

日清、日露の戦争後、アジア随一の文明国となった日本に憧れた中国の知識階級の若者が、辛亥革命前後の明治〜大正初めにかけて我が国に大勢留学していた。 有名どころでは魯迅、周恩来、蒋介石、孫文など。 他にも中華民国や共産党の設立に携わった有為の人々も多かった。 本書は特に縁が深かった早稲田、神田・神保町、本郷に彼らの足跡を辿る。 嘉納治五郎が設立した弘文学院、渋沢栄一等が創立した日華学会など、語学(日本語)その他の教育機関を日本人が中国人留学生のために設立していたことは知らなかった。 日中ともに進取、啓蒙の気概に溢れていた時代であり、両国の関係はある意味で現代よりも直接的で強い共感や結びつきがあったのかもしれない。 当時西洋の最新思想の橋渡しなど、中国の近代化に我が国が果たした役割は大きかったと再認識する。

Posted by ブクログ

2020/03/29

中国近代史に興味ある方ならば、この本は必携でしょうね。辛亥革命を成し、現代中国を準備した人々の青春を、東京を舞台に綺羅星の如く描いている。且つ彼らの住んでいた昔の地図から次第と現代地図に移っていく様を、少なくとも4葉の古地図、しかもカラーで用意して、東京巡りに便宜を図っている。 ...

中国近代史に興味ある方ならば、この本は必携でしょうね。辛亥革命を成し、現代中国を準備した人々の青春を、東京を舞台に綺羅星の如く描いている。且つ彼らの住んでいた昔の地図から次第と現代地図に移っていく様を、少なくとも4葉の古地図、しかもカラーで用意して、東京巡りに便宜を図っている。 残念ながら私は、中江兆民から幸徳秋水に至る自由民権運動から初期社会主義への挫折の近代日本思想史には大いに興味はあるが、日本の保守思想がなぜ中国革命思想と結びつくのか、という深掘りすると戻れなくなるようなテーマにはごめん被りたいと思ってきた。よって、この本には、中国革命に夢途中で倒れた有為な青年たち(梁啓超、宋教仁、李漢俊、黄興、秋瑾、等々)が、たくさん出て来るが、やっぱりきちんと読んだのは、蒋介石であり、魯迅であり、周恩来であり、そして孫文なのだ。もちろん、この本ではあまり深掘りしていない。というか、彼らの思想が花開くのは、日本を離れてからなのであるから当然なのだが、ミーハーとして、彼らの住んでいた家の跡を特定するという愉しみはあるかもしれない。私はしないが。 孫文だけは、留学という形ではなく、日本に都合10数回訪れ、通算すると9年以上滞在した。日本全国に残る孫文伝説を、ベストセラーに仕上げるか、映画化することが出来たなら、日中関係は劇的に改善することだろうと思う。

Posted by ブクログ

2020/02/14

孫文、蒋介石、周恩来、魯迅、宋教仁、梁啓超。辛亥革命前後、中華人民共和国の礎を築いた錚々たる顔ぶれが日本に亡命や留学をし、本郷の弘文学院や神田の清国留学生会館といった馴染み深い土地で日々議論を交わし青春を謳歌していたと考えると感慨深い。戦後、西側民主主義の防波堤となった日本で、中...

孫文、蒋介石、周恩来、魯迅、宋教仁、梁啓超。辛亥革命前後、中華人民共和国の礎を築いた錚々たる顔ぶれが日本に亡命や留学をし、本郷の弘文学院や神田の清国留学生会館といった馴染み深い土地で日々議論を交わし青春を謳歌していたと考えると感慨深い。戦後、西側民主主義の防波堤となった日本で、中華共産主義の萌芽が芽生えたというのはなんとも奇妙で歴史の数奇を感じる。明治維新後、列強諸国に比肩した日本を手本として1万人超の中国人が訪日したことは誇りであろうし、一方でその後の満州国や日中戦争を遺憾に思う。 各国の保護主義が進み緊張状態が続く昨今、明治維新同様、理想を掲げ縦横無尽に飛び回る若き情熱が必要な時代なのかもしれない。と、「維新號」の饅頭を喰いながら思う。

Posted by ブクログ

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