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秘密解除ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか
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秘密解除ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか

奥山俊宏(著者)

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秘密解除ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2016/07/01
JAN 9784000245265

秘密解除ロッキード事件

¥385

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2018/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

☆田中はアメリカの虎の尾を踏んだわけではない。最初から信頼されていなかった。 ☆むしろ、その後の政治家がアメリカよりになったのではないか。

Posted by ブクログ

2016/10/18

ロッキード事件発覚から40年が経過し、当時の日米公文書の秘密指定が続々と解除されつつある。 この本は、米国の国立公文書館や各大統領図書館などで発掘された新たな文書をもとに新たな視点、すなわち、徹底的に米国側の視点に立って、田中角栄ら日本の政治家やロッキード事件を分析したものである...

ロッキード事件発覚から40年が経過し、当時の日米公文書の秘密指定が続々と解除されつつある。 この本は、米国の国立公文書館や各大統領図書館などで発掘された新たな文書をもとに新たな視点、すなわち、徹底的に米国側の視点に立って、田中角栄ら日本の政治家やロッキード事件を分析したものである。 特に、キッシンジャーが考える、アメリカの世界戦略、アメリカの国益というもの。 また、ニクソンと地元ロッキード社との関係。 そして、日本の戦後政治、吉田、池田、佐藤、田中、三木という流れ。 結局、庶民が購買する小ロットで多品種な商品ではなく、航空機、就中、戦闘機という市場性のない物品を巡る売買契約。 国益、戦争、秘密外交、情報公開のない世界でどうしても生じてしまう案件だろう。 最後、そんな中、アメリカ側から、賄賂性を暴かれるのではという疑心暗鬼、そして、それに関する情報をマスゴミ市場で商品として高く売ろうとする業界に翻弄された日本の政治屋さんたち。 まぁ、とにかく、いずれの業界の人間も、拠って立つ所を美しく保つため、最低限の矜持だけは、保持していきたいものです(笑)。

Posted by ブクログ

2016/10/03

著者は朝日新聞の編集委員。 こういう政府関連文書は時間が経つと徐々に機密が解かれ、過去の謎が明らかになっていく。(十年単位ではあるが) 本来なら本書のような本は国際政治学者が嬉々として出すべきものだろう。 田中元首相を含め、米国の虎の尾を踏んだ政治家は政治生命を絶たれる、とい...

著者は朝日新聞の編集委員。 こういう政府関連文書は時間が経つと徐々に機密が解かれ、過去の謎が明らかになっていく。(十年単位ではあるが) 本来なら本書のような本は国際政治学者が嬉々として出すべきものだろう。 田中元首相を含め、米国の虎の尾を踏んだ政治家は政治生命を絶たれる、というのは神話だというのが著者の見立てだ。 一方でCIAから(反共)政治資金を受け取った政治家は米国に弱みを握られることになり、自ら米国の意向に沿おうとする可能性があるとの著者の推測も説得力がある。 陰謀説は一見わかりやすいが、本書の随所に出て来る会談録を見れば、情勢や思惑に従い、その場その場で丁々発止の真剣勝負をしていることがわかる。

Posted by ブクログ

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