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装いの王朝文化 角川選書573
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/07/01 |
JAN | 9784047035751 |
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装いの王朝文化
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
源氏物語、蜻蛉日記、枕草子などから、当時の貴族の衣服に着目して、ある状況において、衣服が持つ意味などを読み解いている。 衣服の色、素材で表される社会的地位、恋愛時の狩衣、直衣でも状況によってフォーマル、カジュアルになったりといったエピソードが散りばめられている。 蜻蛉日記の道...
源氏物語、蜻蛉日記、枕草子などから、当時の貴族の衣服に着目して、ある状況において、衣服が持つ意味などを読み解いている。 衣服の色、素材で表される社会的地位、恋愛時の狩衣、直衣でも状況によってフォーマル、カジュアルになったりといったエピソードが散りばめられている。 蜻蛉日記の道綱母が裁縫が得意であり、兼家が自分の仕立てた服を着て輝いている様子と惨めな自分を対比して書くことで、自分の承認欲求を満たしていた、だったり、源氏物語の髭黒の描写が、実はファッショナブルな髭黒が、物語では玉鬘の視点で書かれているため、いい印象がないという読み解きが面白く、ただ現代語訳を読んでるだけだとわからない部分だと感じた。 当時の衣服は、重ね着なので、時間がかかると思っていたが着替えが意外と素早くできたことや、十二単の単は下着のことだとかの豆知識も楽しめた。
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蜻蛉日記に関心がある人はぜひ読んでほしい。着目点が増えて、もっと面白くなると思う。 兼家と心が通わなくなった道綱母に残された唯一の矜持は、装束を整えることだった。この考察を読んで、当時の装束が持つ意味合いの重さを感じた。 王朝装束というと装束の色合わせなど見た目の解説本が多いが...
蜻蛉日記に関心がある人はぜひ読んでほしい。着目点が増えて、もっと面白くなると思う。 兼家と心が通わなくなった道綱母に残された唯一の矜持は、装束を整えることだった。この考察を読んで、当時の装束が持つ意味合いの重さを感じた。 王朝装束というと装束の色合わせなど見た目の解説本が多いが、本書はそれらに加えて装束の仕立てや着替えなど「着衣としての装束」の考察が書いてあることが興味深い。 気になるのは、当時装束の着付けはどうしていたのだろう。藤原行成が帯を解いて休んで、着付け直したことが書いてある。ここに召使は出てこないので、自分ひとりで着脱していたのだろうか。
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美術館に行った時に絵巻がもっと面白く鑑賞できるようになりたくて購入!面白かった! 装束の解説だけでなく、どういった場面で着るのか、また物語・随筆の中でどのように描かれているのかという装束の果たす機能まで解説されてて勉強になりました。古典初心者でも読みやすかったです!
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