親なら知っておきたい学歴の経済学

西川純(著者)

• 販売会社／発売会社: 学陽書房
• 発売年月日: 2016/07/01
• JAN: 9784313810921

商品レビュー

2020/03/05

タイトルと中身が若干ずれているように思うのは、自分だけでしょうか？

それはさておき、この本は、大学での学びや学歴と、社会での活躍や社会への貢献の関わりについて、コンパクトにまとめたものです。
が、著者のオリジナリティは、あまり感じられず…。

たくさんの資料にあたって、うまくまとめてある、とは思うのですが、学生のレポートのような作りをしている、という見方もできるように思います。

読む際に、ほとんど思考を必要としないので、全体的に軽い印象でした。

2019/11/28

上越教育大学教職大学院教授の西川純先生の著書。
いつもながら、読みやすく、さらさらと読めてしまう。
しかし、読みやすいさの裏に実は本書に書かれている未来の予言は恐ろしいものである。

学歴社会信仰の旧モデルが崩壊しつつある今、オンリーワンを目指して子どもを育てること、またそういう選択肢を子どもに示すこと、
そんなことを教わった気がする。

西川先生の著書はまだまだ読みたい。

・過去が厳しく問われるようになる時代へ
面接官が注目するのは、選択科目。
「面接官はその学生の4年間全体の行動や選択の履歴によって、その学生のヴィジョンが本物かを判断しようとします。」
・「一番大事なのは、自分自身の幸せの創造ができる子どもを育てられる教育です。」

2018/08/24

とりあえず大学という指導の限界について書いている。少し物事を過度に単純化しているように聞かれている場面もあり、そこは読み手に任されるということだと思う。個人的には奨学金に関する一節が勉強になった。